カテゴリー別アーカイブ: メディア幹部講演

Comcast ブライアン・ロバーツ CEO 基調講演 2011年6月

■ アメリカケーブルテレビのインターネット、クラウド戦略

セットトップボックスからクラウド配信へ。「クラウド」を強調していた。

■ ケーブルテレビのオンデマンドサービスの方向性

– 2008年のCESでケーブルテレビの方向性について発表した
– プロジェクト・イクスフィニティ(Xfinity)はインターネットサービスを取り入れるものだ
– ユーザーは、自分の好きなことをいつでもできる
– オンデマンドタイトルは30,000本以上
– TV.comアプリには20,000タイトル以上配信している。
– いま、我々に必要なのは、イクスフィニティのテレビサービスだ
– 特にクラウドコンピューティングサービスに力を入れる
– ガイド、パーソナライズ、レコメンド、サーチ、全ての機能をセットトップボックスではなくインターネット上で行える

■ 次世代イクスフィニティテレビサービスについて

– テレビを見ながら番組情報ページを呼び出せる。
– この番組情報はクラウドから配信されている。映像は通常のMPEGで配信されている。
– 次には、今何が放送されているか(What’s on)を一覧するガイドがある
– このガイドはiPadなどでも確認できる
– また、リモコン代わりに使える。ボックスにリモコンを向けていなくても操作可能
– こうしたサービスはジョージアを拠点に開発している
次に、
– 見たいものがあるが、どこで放送しているのか分からないとき、クイックサーチを使えば、「HBO」とiPadから打ち込むだけでチャンネルが映る
– データセンターはデンバーにある
– 今週フェイスブックと提携をした。友達が何を見たのかわかる。ソーシャルなサービスだ。
– リモコン代わりのケータイで「CUBS」と検索したいときは、「282(CUBに対応している)」と打ち込むと、チャンネル番号が282のチャンネルと一緒に、カブス関連のチャンネル、映像が表示される

■ オンデマンドサービス

– 映像のカテゴリは、映画、テレビ、その他、キッズ、生活の4つ
– 映画のカテゴリは、無料、アクション、コメディ、ドキュメンタリー、ドラマ、ホラー、インディペンデント、キッズ、プレビュー、SF/ファンタジー、ウエスタン

■ マイTV(お気に入り登録、レコメンド)

– お気に入りのコンテンツを3つのカテゴリで登録;ドラマシリーズ、俳優、スポーツチーム
レコメンド、視聴記録、お気に入り登録からオススメ番組を教えてくれる

■ アプリ、Apps

– 天気、交通情報、パンドラ(Pandora:音楽サービス)
– フェイスブックのフレンドリストと連携。誰がどんな番組が好きか。

■ スカイプとも連携

アメリカのケーブルテレビ ソーシャル化

2011年6月15日、Cable Show 2011、シカゴ
ブライアン・ロバーツ、コムキャストCEO

AOL ティム・アームストロングCEO対談 Media Summit New York 2011

Q AOLに移籍したきっかけは?

Armstrong 私はデジタルビジネスの可能性を信じている。タイムワーナーのビュークスCEOにAOLについて何をすべきか?と問われ、ブランドが重要だと答えた。当時、グーグルはタイムワーナーのパートナーだった。AOLは多くのブランドポートフォリオがあり、そこに投資すべきではないかと考えていた。ブランドはシリコンバレーが持っていないものだ。また、広告ビジネスの変化も、AOLにとってチャンスだと考えた。ブランド広告の手法が変化していた。

Q AOLは5000万のページビューがあり、売上の40%はダイヤルアップビジネスがあげており、キャッシュが潤沢だ。そのキャッシュを使って企業を買収する戦略なのか?

Armstrong AOLはこの10年間、大量にキャッシュを使い買収した。しかし、キャッシュを使っても成功に結びつくとは限らない。私は、メディアビジネスから会社を再生しようと考えており、AOLの資産を売却して資金調達する。コンテンツで収益をあげる態勢にしたい。

Q インド市場のオペレーションを変えるという発表をしたが。

Armstrong インドをR&D拠点として考えるのではなく、マーケットとして考えるということだ。900人をレイオフする。そのうち300人はアウトソーシング先に移籍する。また、ハフィントンポストを買収した。さらに、AOLのコアブランドを40に絞り込んだ。AOLは400個URLを持っていて資産が分散していたので、絞り込み作業を続けた。

Q ハフィントンポストを3億5000万ドルで買収した。理由を

Armstrong AOLは400人のコンテンツエンジニアと編集部員がいて、外見はインターネット企業だが、内実はトラディショナルメディア企業だった。ネット企業は、少人数で運営されるべきだ。ハフィントンポストを買収し、アリアナ・ハフィントン氏を編集長に向けることで、ネットメディア的なオペレーションが可能になる。我々の株主の70%は長期投資株主で、彼らとこの2週間対話してきたが、私の戦略を理解してもらってる。

Q アリアナはどう?ニューヨークにやってきた?

Armstrong 先日2時間話した。女性向け、ローカル記事について。ジャーナリズムについてなどを話している。アリアナは、コンテンツに関して第六感が働く。私が会った人のなかで、いちばん働く人の一人だ。

Q ハフィントンポスト以外の全てのコンテンツの責任者になるのか?

Armstrong AOLは3つの部門で成り立っている。ひとつめはハフィントンポストグループで、コンテンツプロパティだ。2番目が、広告などのB2Bビジネス。あまり知られてないが、AOLはグーグルに次ぐ2番目の広告メディア、アドネットワークビジネスの企業だ。パブリッシャーとしてセールスチームもいる。3番目が、コマース&アプリ部門。コマースはまだ売上がゼロだが、成長力はあると思う。また、AOLのユーガットメールもまだ3000万人が使っている。

Q 女性向けという事を強調しているが、AOLを女性向けにリブランディングするのか?

Armstrong 女性は重要なセグメントだ。米国の消費の80%は女性関連だと言われている。女性は、ローカル、教育などにとても影響力がある。ついこの前も講演会で、同じ質問をされた。近いうちに最も影響力のある人は、影響力のある女性というようにタイトルが変わるのではないか。

Q プレミアムコンテンツはどんなもの?

Armstrong Marlo Thomasと組んだのは彼女がまずビジネス的に収益のあがるコンテンツだからだ。2番目に彼女のキュレーション能力だ。彼女は人々から信用されていてブランド力がある。3番目は、検索上位に来るコンテンツということだ。彼女はブーマーズの資産相談などのブランド力がある。

Q ハイレベルのコンテンツ制作はどんな戦略か?Demand Mediaモデル?コンテンツファームモデル?ロークオリティでハイボリュームなものはフェアと感じる?

Armstrong コンテンツファームのプラットフォームをツールと考えるとアンフェアに感じる。我々のプラットフォームは社会的に意義のあるコンテンツを作り出している。たとえば、テッククランチのクランチベースは、ベンチャー企業のデータベースだ。高賃金のエディターが作り、VCからも支持を得ている。コンテンツファームが大量にコンテンツ配信をするので、グーグルが検索のアルゴリズムを変え、彼らのページを検索結果に表示しなくした。ただ物議を醸すかもしれないが、テクノロジーはジャーナリズムに必要だと思う。テクノロジーによって読者がハッピーになる。AOLは昨年3100人のジャーナリストを雇った。

Q ニュースはページビューやクリック率をあげるか?

Armstrong そうは思わない。しかし、ジャーナリズムは世界のニュースを知らしめる役割がある。朝起きていきなりリビアと検索する人はいない。しかしジャーナリズムが世界の重要なニュースを教えてくれる。宗教関連の情報はどこも扱いが減っている。しかし、世界で起こる出来事の大半は宗教が原因だ。宗教記事では広告は売れないかもしれないが、こうしたコンテンツも必要だと思う。

Q ハフィントンポストは無料で記事を集めていると非難されている。

Armstrong このモデルは持続性もありフェアだと考えている。ハフィントンポストは、記事毎に支払いはしていないが、ジャーナリストには支払いをしている。ジャーナリストをたくさん雇っている。いま、多くのジャーナリストから、今朝ニュースショーに出ますと言ったメールがたくさん来る。20代の頃ESPNで働いていたが、映像をネットワーク局に無料で貸していた。プロモーションのためだ。先日MITの教授が現在の米国政府の財政状況についての優れた記事を書いていた。この記事をハフィントンポストで扱うのは人々に知らせるという点でとてもいいことだと思う。

Q ダイヤルアップビジネスについて

Armstrong 1100万人がまだダイヤルアップを利用している。全収入の25-29%がダイヤルアップ収入だ。

Q AOLの再建について。

Armstrong 会議の内容をブログで書くなということを徹底した。11月は深夜ミーティングなど毎日遅くまでミーティングをした。

Q あなたがCEO就任してから、管理職は何%辞めたか?

Armstrong 前の管理職の90%は辞めてもらった。

Q それはタイムワーナーからの分離が原因?それともあなたの経営方針?

Armstrong 3000万ドルのエグゼクティブリテンションボーナスがあった。経営層は業績が悪くても自分の収入はよかった。一時は誰かに退職を告げなければならない日々が続いた。もちろん辛かったが、そのためにこの職を受けたのだと言い聞かせた。

Q 人員カット後の職場のモチベーションは?

Armstrong 結局人間関係を構築するしかない。

Q 成長戦略について

Armstrong 記事のなかに広告が1つだけだとクリック率が2倍になる。昨年はAOLは1つの記事に14個も広告を付けていた。いまは、コンテンツや広告枠もすっきりさせ、売上も伸びている。TOP100ブランド各社とミーティングしており、クライアントも満足していると思う。

Q ハイパーローカルについて。AOLは2009年Patch.comを買収した。

Armstrong Patchはローカル情報を全てオンライン化するというミッションを持っている。900人のジャーナリストがいて793都市の情報を載せている。なにかの申込に市役所に行こうとしてそれが中止になっていたり、そういう情報はなかなか役所の発信能力によって掴みにくいこともある。Patchはタウンミーティングなどローカルコミュニティの情報を載せている。Patchが1000万ユーザーを獲得したら3億ドルの投資も意味がある。

Q ローカル、ジャーナリズムへの影響は?

Armstrong 9000人のブロガーを抱えている。もっとその人数を増やしたい。20人のエンジニアで運営している。Patchは、地方紙の4%のコストで400%の情報を扱っている。ローカルメディアを立ち上げる企業は多いが、運営コストが高すぎる。我々は年100万ドル投資をしているが、運営コストは抑えている。それが成功の秘訣だ。広告はナショナルクライアントには売らない。トヨタなどもいるが。

2011年3月10日 9時 Media Summit New York

Tim Armstrong, CEO,  AOL
Eric Poole、Businessweek

米国大手テレビ局CBS ムーンベスCEOとNABスミス会長対談 – NAB2011

CBSムーンベスCEOとゴードン・スミスNAB会長

スミス: 放送局は死んだ、ビジネスモデルはもう古いという人がいるが、あなたは常にそんなことはないと言っている。

ムーンベス: - 何年もテクノロジー、ケーブルテレビが我々を死に至らしめ、インターネットが- 広告を奪いと言われ続けてきた。しかし、状況はもっと複雑だ。
– 放送よりも多くのマスオーディエンスにリーチできる仕組みはない。
– 放送への評価は低すぎる。
– 私は放送業界、CBSの将来を信じている。
– ライバル局と話していて、彼が「ビジネスモデルが壊れた」と言ったので、「番組編成の失敗とビジネスモデルの崩壊は違う話だ」と答えた。

スミス: ラジオの将来について確信があるか

ムーンベス: - もちろんだ。ラジオ部門を任せているダンに、「私が死ぬまでにラジオ部門の収益がプラスになるのを見られるか」と聞いたことがある。
– ダンは、それから5四半期連続で部門を黒字化した。
– フォーマットを変え、傘下の25局の聴取者も増えている。

スミス: CBSとFOXがNABに帰ってきた。なんで戻ってきたの?

ムーンベス: - なんでNABを脱退しかをまず話したい。
– 我々が脱退したときは、我々ネットワークとローカル放送局の間にやりたいことの齟齬があった。
– しかし、時が経つにつれ、業界構造が変化し、ケーブルテレビの発言権が大きくなった。
– そこで、ネットワークとアフィリエイト、ローカル放送局がまとまることが大事だと考えた。
– 新たにあなたがNAB会長に就任し、考えていることが我々と同じだったので、再加盟しようと考えたのだ。
– 我々は222局とアフィリエイト契約を結んでいる。我々がアメリカでいちばん人気のあるネットワークでいられるのは、アフィリエイト局のおかげだ。
– 我々はワシントン、政府に対して、団結して戦わなければならない課題がたくさんある。
– USAネットワークは、全米1位のベーシックケーブルネットワークだ。我々のコンテンツであるNCISの再放送して儲けている。
– 彼らは、オリジナルを作っている我々よりも儲かっている。
– 何かおかしなことが起こっている。
– Money doesn’t follow eyeballs.
– CBSのほうがUSAネットワークよりも利益をあげられるように尊重されるべきである。

スミス: FCCのゲナコウスキ委員長が周波数のボランタリー・インセンティブ・オークションの話をした。私は放送局が一度周波数を失うと、視聴者を失い、二度と復活できないだろうと思っている。

ムーンベス: - 政治的側面とテクノロジー側面とある。周波数はライフラインだ。マスターズ中継はHDで撮影し、小さなゴルフボールまで奇麗に放送できた。HDを放送するには、たくさんの帯域が必要だ。
– ゲナコウスキ委員長は優秀だと思う。方向性もいい。
– しかし、我々は自発的には参加しない。
– ブロードバンドでたくさんのデータ、情報を配信する考えには賛成だ。だが、議論すべきは各論だ。
– 我々は自分たちのビジネスを守らなければならない。
– 我々も未来は、放送とブロードバンドの共存にある。
– NFLやNCAAを放送し続けるには、莫大なコストがかかる。アフィリエイトと話し合いをたくさん続けている。

スミス: 放送局はローカルコミュニティを省みていないと言う人もいるが放送局にとってローカルとは

ムーンベス: - ラジオ、テレビ、ローカルビジネス部門のトップがいるので運営できている。
– CBSはロサンゼルスにテレビ局2つ、ラジオ局2つあり、各局がウェブサイトを作っていたが、それを1つに統合した。CBSla.com。
– ローカルグループの第1四半期の業績は良好だった。スーパーボウルがなくてもビジネス好調だった。
– 130ラジオ、28テレビ局、ローカルはとても重要だ。

スミス: 新しいテクノロジーについて

ムーンベス: - iPad、Hulu、Netflixなどなど全て我々のコンテンツが必要だ。
– 意思判断の基準は、カニバライズ無しで我々がデジタルディストリビューションから利益をあげられるかだ。
– 我々のコアビジネスは、放送だ。広告ビジネスが第1。2番目に大切なのはシンジケーションだ。
– ネット系の人がたくさん提案にくるが、我々のコアビジネスを壊さないものでなければダメだ。

スミス: 議員としてネットやケーブルに広告をうつより、テレビで広告したほうがメッセージが伝わった。

2011年4月13日 9時30分 NAB Show 2011 ラスベガスにて

ゴードン・スミス NAB会長講演 NAB2011

ラスベガスのケーブルテレビ

– 放送は、One to Manyサービスを無料で提供している。スマートフォンは、 One to One で有料だ。放送のほうが周波数を効率的に使っている。
– 人々は放送業界は変わらないといけないと言われる。
– 私は放送市場の成長などについては心配していない。それよりも政府が我々に変化を急がせることのほうを心配している。
– 一度周波数を放送局が手放したら、2度と戻ってこない。放送局が周波数を失ったらケーブルなどに加入していない4300万世帯はどうしたらいいのか。
– 放送局はローカルコミュニティの声を代弁し、情報を届けている。
– ヒスパニックの1/3は、直接受信世帯だ。
– ケータイ通信事業者は、Feeをユーザーに要求するが、放送局は情報をFreeに送り届ける。FreeはFeeよりいい。
– 2年前、我々は25%の周波数を返還し、150億ドルかけてデジタルへ設備などを変換した。
– 我々はデジタル時代の将来を歓迎し、リーダーシップを持ってやり遂げた。HD映像も配信できるし、コンテンツon the GOを期待するユーザーに色々な選択肢を提供している。
人気のあるトップ100の番組のうち90%は放送局が作ったコンテンツだ。
– 放送局はペイテレビ事業者にコンテンツを全て配信するよう要求してよい。幸い99%の局とケーブルテレビ局で合意ができている。
– いま、通信業界が新たなに放送に割当られた周波数の40%を要求している。
– 我々は自分たちの周波数を守るための戦闘モードに入っている。
– 自発的に周波数オークションに参加する放送局があるのはOKだ。しかし、オークションに参加しない放送局の将来に影響があるのは困る。不参加しないという自発的な判断が、- 自発的でなく不利になってしまう。
– FCCのボランタリー・オークションは、チャンネルが移動され、チャンネルをまとめ、放送局のカバレッジを少なくし、イノベーションをとめる可能性がある。
– これはデジタルの可能性ある未来の芽を摘み、オバマ大統領の公約に反している。
– 通信会社のなかには、放送のようにOnetoManyにコンテンツを配信する仕組みを作ろうとしているところもある。放送局は既にその仕組みを持っている。
– AT&TとT-Mobileの合併で周波数を使わないで、儲ける人もでてくる。
– 周波数を投機的に利用していいものなのか。
– 公共的機関が、どの周波数が使われておらず、どれくらい周波数があるのかといった包括的な調査をするべきであろう。
– なぜ、マンハッタンの人がアプリを早くダウンロードできるようになるいっぽうで、ケンタッキーの人がローカルコミュニティの情報取得手段を失わなければならないのか。
– 最近の調査では、アプリが有料になりつつあり、スマートフォンのトラフィック成長スピードは落ちていると言われている。
– 世界では経済不況、モーゲージ、日本の震災、中東の革命など放送が改めて見直されている。
– 放送局は、コミュニティが求める情報を伝え続けなければならない。

2011年4月12日9時 NAB Show 2011 ラスベガス

ゲナコウスキー FCC委員長 – CES2011

■ ゲナコウスキー(Genakowski:実際の発音はジェナコウスキー)委員長の講演

■ 周波数のアンリーシュ(Unleash)は、FCCの2011年度のトップアジェンダ

–  米国にイノベーションを興し、雇用を増やすには、もっと周波数を効率的に利用する必要がある。
–  周波数は、イノベーションの酸素のようなものだ。
–  我々は、モバイルブロードバンドイノベーションの勃興期におり、いまのまま周波数割り当てを放置していると、すぐにユーザーニーズと合わなくなり、ビジネス投資も行われず、米国の競争力の低下につながる。

■ New Apps Economyが成長している

–  2009年モバイルアプリのダウンロード数は、3億回だったが、2010年は50億回に急増した。
–  アプリ制作ベンチャー企業がたくさん生まれ、投資も増えている。eBayのiPhoneアプリは、12万回もダウンロードされている。
–  eBayの2010年度スマートフォンでの売上は15億ドル。
–  周波数について知らなくても、多くの人は、ケータイが途中で切れたり、遅いWifiは経験している。
–  モバイルブロードバンドへの重要は限度が無いが、周波数は限られている。
–  この5年で、モバイルブロードバンド利用は、35倍に増えると予想されている。
–  FCCは、アップル、シスコ、ベライゾンなど様々なIT企業から、周波数割り当てに関して要望書を貰っている。

■ モバイルブロードバンドへの周波数政策を整備しないと米国は世界市場で乗り遅れる

–  世界各国は、モバイルブロードバンド普及に熱心に取り組んでいる。現状に留まっていては、米国は競争力を失う。あるアジアの国は、2014年までに4Gデバイスを米国よりも増やす計画を持っている。
–  米国は地デジ移行を世界に先駆け完了し、4G移行も先行している。
–  いまの周波数政策は、時代に合っていない。
–  不要は規制を撤廃した結果、WCS利用の25MHz分、モバイル衛星利用90MHz分をブロードバンドに利用できるようになった。
–  ナショナル・ブロードバンドプランの実現にあたり、4つポイント。
1) いまよりもっと多くの周波数をブロードバンド利用に。500MHz分の周波数を2020年までに再割り当て
2) 効率的な周波数利用を促進
3) 消費者と起業家にモバイルブロードバンド利用を促進。デジタルリテラシーの向上、競争の導入、透明性
4) モバイルブロードバンドにおける様々な障壁を取り払う
–  放送局は割当てられた周波数を効率的に利用している放送局もそうでない放送局も、周波数はもっと他の目的で利用されるべきである。

■ シャピロCEA会長との対談

–  ナショナルブロードバンドプランは、自分たちがいいと思った策を入れている。すぐ実現するとは思わない。実現プロセスを踏むことは大切だ。まずは、オークション実施の時期を設定すれば、周波数に対する考えが自由になる。時期が遅れれば遅れるほど、アメリカは周波数を効率的に使えない逆のコストを負担することになる。

–  コミュニケーションに関わる領域は非常に広い。エンターテイメント、遠隔医療、エネルギー、ヘルスケアなど。それらがグローバルで競争力を持つためには、強力な有線、無線双方のデジタルインフラストラクチャを構築する必要がある。それが、我々の21世紀のミッションだ。

–  議会が法案を通せば、そのあと我々は迅速に動く。

–  2サイドオークション。まずは、周波数を自由化し、放送として利用している周波数をブロードバンドに使えるようにする。これで、放送局も周波数を市場でシェアし、割り当てられている周波数で効率的に利用できる。2ステップめは、オークションの方法を透明性を持って策定する。

Shapiro Syncbakという会社がある。CEAとNABが出資をしている。放送局が周波数をローカル向けにインターネットとして利用できるようにする会社だ。シルバースペクトラム。

–  20世紀には、6Mhz分の周波数をローカル放送局に割り当てビジネスを構築したモデルは、他のどの国よりも大成功した。放送業界、コンテンツ業界は世界的に競争力があって、アメリカの重要な輸出産業だ。

–  しかし、イノベーターのジレンマが起きていて、20世紀に成功した分野が、我々が21世紀に合った施策を行おうとしているときに、必ずしも協力的ではない。市場には、破壊的イノベーション力を持つ技術が溢れている。経済発展のためにそれをうまく利用しない手はない。シンプルに周波数にも市場原理を導入したらどうか。市場に周波数のいちばん効率的な利用法はなにか、決めさせてはどうか。

–  ユニバーサル・サービス・ファンドのリフォームも課題のひとつだ。これももうひとつのイノベーターのジレンマ。20世紀、アメリカは他のどの国よりも優れた電話システムを持っていた。ユニバーサル・サービス・ファンドの目的は今も価値がある。しかし、ユニバーサル・サービス・ファンドは、電話の普及だけを目的にしている。21世紀はそれをブロードバンドの普及に変えるべきだ。

–  アメリカのパソコンを持っていない。デジタルテレビはかなり普及している。ならば、デジタルデバイスにサービス、コンテンツを提供するプラットフォームを強化すればいいだろう。今年のCESは、去年よりインターネット接続のテレビが大量に展示されている。FCCは、ケーブルテレビのケーブルカードに競争原理を持ち込んだ。STB、デジタルテレビに大量にイノベーションを起こすべきだ。

–  大統領とも協力しながら、議会でこの法案が通るように努力したい。よくある障壁として、テクノロジーが先に進み、消費者がサービスを使いたいのに、規制のせいでアクセスできないということがある。立法や行政のほうが新たなサービスへの対応に遅れがちだからだ。しかし、この法案は、新たなテクノロジーとイノベーションに先取りし、ユーザーがアクセスできないストレスを感じさせないだろう。我々は、家電業界、消費者団体などいろいろな人たちと議論しながら、時代を先取りした施策をしていきたい。その施策をしないと負のコスト負担することになるという議論のほうが、イノベーターのジレンマ議論よりもやりやすい。

2011年1月7日13時30分 CES2011 ラスベガス、ネバダ

ゲナコウスキー FCC委員長 – NAB 2010

ジュリウス・ゲナコウスキー、FCC委員長 ( Julius Genachowski, Chairman FCC ) NAB Show 2010, 2010.04.12

■ マルチ・プラットフォーム時代の放送業界

– 今の子供は、自分が見ているテレビが地上波なのかケーブルチャンネルなのか気にしたこともないだろう。
– シリコンバレーのベンチャー企業が、プラットフォームとしてテレビ、ラジオが担っていたメディアの役割をプラットフォームとして代替しようとしている。
– 放送業界は、ブローダー・キャスティング(Broader-casting)としてマルチプラットフォーム展開をしなければならない。
– 米国はモバイルイノベーションのゆりかごになるだろう。いまは、将来のための布石を打つときだ。
– プラットフォームは、ユーザーが集まっているところに移動し続けなければならない。
– ローカルコミュニティとの結びつきも重要だ。

■ モバイル・イノベーションへの危機感&期待 ⇒ 高し

– 米国のブロードバンド普及率は15位、スピードは18位。
– 米国のブロードバンド普及が遅れているのは、他産業分野が世界でリードを続けるにあたりリスク要因になっている。
– モバイル・イノベーション以外に、米国がこれから世界をリードできるものはないだろう。
– モバイルインターネットは、雇用創造のプラットフォームになるだけでなく、教育、ヘルスケア、エネルギーなどのソリューションになる。

■ しかし、モバイル無線の帯域不足は深刻だ。

– スマートフォンは、今までのケータイより30倍もデータ利用量が多い。
– ノートPCなどでの無線利用は、今までより450倍も無線利用量を増加させた。
– 米国には2億8000万のワイヤレス無線の利用者がいる。
– ニールセンは2011年末に、スマートフォン契約者は2倍になると予測している。
– モバイルインターネットの利用はこの5年で44倍に増える。
– これらの予測値は、iPad発売前の値である。
– ドイツは、340MHzをモバイルブロードバンド用に割り当てる
– 日本は、500MHz分の帯域を4Gに割り当てる予定だ。
– 他の国は待ってくれない。
– 現在はパニックに陥る時ではない。これからのプランを立てる時だ。
– もし危機が来るまで何も行動しなかったら、国際競争力を保つためのコストはとても大きくなるだろう。

■ モバイルインターネットアクセスの帯域がもっと必要なのは明確だ。

– ワイヤレス業界は、800MHz帯の代替分を要求してきた。
– 500MHzをこの10年でモバイルブロードバンド用として割当るという施策を開始する。
– 放送業界が利用している300MHzは、オークションで再割当が必要だという考えの人もいる。このままでいいという人もいる。
– ナショナルブロードバンドプランは、そのどちらでもない施策をとる。
– 放送業界には放送業界に、いくつかのオプションを与える。

■ 電波オークションについて

1.ボランタリーである。誰も強制的に参加させられることはない。
2.
3.
4.オークションプロセスは、公開され透明性を保つ

放送業界に、多様なビジネスモデルを提供し、

■ ブロードバンドプランに関する誤解をまとめると次の4点になる。

1.オークションは放送業界を破綻させる。
2.ブロードバンドプランが、言論の多様性とローカリズムを毀損する。
– 放送業界がビジネスモデルを多様化させることは、業界を強化し、資金面で言論機関の多様性と公共性を保つことになる。
– デジタル時代の分散化は、放送業界のビジネスモデルの脅威になっている。放送業界がマストキャリールール無しで、デジタルに新たな投資をするのはチャレンジングだ。
– 放送局は今まで通りのビジネスを続けてもよい。
– 帯域をシェアする放送局は新たなビジネスチャンスが広がり、視聴者にも新たな選択肢が増え、利益を増えるだろう。
– 他の放送局と違うサービスを展開し、差別化を図ることも可能だ。
3. オークションが放送局をモバイルDTVを展開する妨げになっている。
– 我々は、放送局のビジネスを保護することではなく、イネイブラーになることだ。
– 放送局はモバイルDTVを割当られた6MHzで展開できている。
4. 消費者は新たな機器を買わなければならない。
– デジタル放送を受信するには、STBやコンバーターでチャンネル再設定するだけで済む。
– 新たなデジタル移行は、放送局に負担がかかるが、そのコストはオークション収入で賄う。

■ オークションが機能しなかったらどうなるのか?

– 米国はオークションが機能しなければ存在しえない。
– オークションには放送局の参加が必須だ。
– オークションに参加する放送局は、収益源が多様化され、コストが下がり、放送事業も続行できる。
– オークションは、家電、放送、テクノジー業界、起業家などへ、また、消費者、納税者に多大な利益をもたらすだろう。
– この方向性は、私がどうなろうとも、変わらない。
– なぜなら、モバイルインターネット、データ利用などが増加する傾向は変わらないからだ。
– 放送業界は、ブロードバンドプランの本質を理解してもらい、オークションに参加してほしい。

■ エンジニア・フォーラム

– 技術的課題の解決のため、FCCはエンジニア・フォーラムを開設する。
– 放送局、モバイルの技術者が、具体的な課題を検討し、最適な解決策を見出す。

■ ほかの課題

再送信費用の問題(ケーブルテレビ局が地上波テレビ局に再送信費用を支払っている。ケーブルテレビは値下げを求めている) 
– 放送局とケーブルオペレーターは、長年の付き合いがある。
– 普通のテレビが無料なのに、ケーブルテレビ視聴料が上昇する傾向がある。再送信コストのためだ。
– 20年来、この問題の争点となっているのが、マストキャリー規制だ。
– 私はこの問題を消費者利益に適い、ケーブル、テレビ局双方にとってフェアなように解決したい。

メディアオーナーシップ
– メディア保有は、市場規模などと関連して決められている。
– 今までのコミュニケーションの付加価値、は今でも色褪せていない。
– メディア保有規制とブロードバンドプランは、両立できる。
– いまメディア業界で大きな問題のひとつが、ジャーナリズムの存続だ。
– テレビ局、新聞社、雑誌社は、記者を大幅に解雇している。
– この時期こそ、ローカルテレビ局の出番ではないか。
– 有料、広告放送に限らず、ローカルテレビ局が地域コミュニティに果たす役割は大きい。
– 現在はローカルニュースの黄金時代の幕開けだ。

■ まとめ

– 現在は、危機の時代だ。
– アメリカは、教育、ヘルスケア、エネルギー、安全、経済に問題を抱えている。
– 新しいテクノロジーが問題の解決につながる。
– 放送局と地域コミュニティが結びつき、新たな価値を生み出す。
– イノベーションの変化は、ますます速くなる。
– 我々の行動が、国民全体の利益のためになると考えている。

■ 参考
米国のナショナル・ブロードバンド・プランはコチラ
新聞社のビジネスについて(2009年3月)
新聞社のビジネスモデルについてセッション
 

ジェフリー・カッツェンバーグ 3Dについて NAB2010

San Fransisco, Obama impeach

ジェフリー・カッツェンバーグ ドリームワークスCEO、NAB Show 2010にて 2010年4月14日14:00

■ 3D映画とは?

– 3Dは映像表現、感情表現をより一層際立たせる。
– 観客への映像体験は、2Dよりもより印象的になる。
– 映画はストーリー・テリングの芸術だ。観客を笑わせたり、泣かせたり、驚かせたり。
– 3Dは、観客がストーリーにのめり込みやすく、映画と観客の一体感が増すと思う。

■ 3Dへ興味を持ったきっかけは?

– 2004年に公開されたロバート・ゼメキス監督の「ポーラー・エキスプレス」を南カリフォルニアのiMAXシアターで見てびっくりした。
– 大袈裟でなく、座席からのけぞったりした。
– 今までにない経験だった。
– 自分のチームに電話して、この作品を見るようにすぐ電話した。
– この作品は、2D を3Dに作り変えており、今の技術から見ると稚拙な部分もあるが、とてもいい作品だ。

■ 映画制作とは

– 映画制作は、人材、技術、資金などたくさんのリソースを使うプロジェクトだ。
– 現在の3D制作は、色々なツールが揃っている。
– 映画撮影は、アーティスティックな仕事である。
– 3Dだけでは目新しさはない。ツールを使って、表現をする時代になっている。
– 3Dならではのカット、編集が求められる。

■ 家庭での3Dテレビの普及

– 去年サムソンが3Dテレビを発売した。家庭でも楽しめる。
– 自分の家にもあるが、2Dと3Dを切り替えるスイッチがついている。
– 3D映画は十分楽しめる。
– フットボール、バスケットボール中継は、まだまだ発展途上だ。
– 3Dテレビの普及に、スポーツ中継は大きな役割を果たすだろう。
– 2年前映画製作の契約には、家庭内3D配信の評価は入ってなかった。これから3Dテレビが普及することで、映画の価値もあがる。

– ドリームワークスは、シュレック3作品ある。これらの作品はデジタル撮影だ。3Dへのコンバートは容易だ。
– 来年夏は、カンフー・パンダ2が公開される。
– この2年間で、3D技術はとても向上した。

– この10年映画産業は停滞していた。映画チケットは値上げできなかった。
– その理由は、ホームシアターが充実したからだ。大画面、液晶など家電製品のイノベーションが映画を上回っていた。
– 3Dはそれをひっくり返すイノベーションだ。
– 3Dで、映画館はこの10年で初めてチケットを値上げできた。
– 来年のCESには、メガネの要らない3Dテレビが展示されるだろう。
– 10年後には、映画館、屋外看板でもメガネの要らない3D映画が公開される。
– 3Dはギミックではなく、映像表現の一つになるだろう。
– サムソンは、3Dテレビを買う人に3D映画(モンスター対エイリアン)をオマケにつけたり、3Dシュレックを家庭で楽しめるキャンペーンを展開している。こうした普及活動はすばらしいことだ。参考:サムソンのプレスリリースはこちら
– 昔の白黒映画を3Dにすることは簡単だ。しかし、どのフォーマットで映像制作するかは表現の問題
– 海賊版の90%は、映画館で撮影されたものだ。3Dはその対策になる。
– メディカル問題にも対応していく。

過去の3D関連の記事(RIGだの、3D映画の値段だの、BskyBの3D戦略atNAB2009だの)はこちら

ニューヨークタイムズ ザルツバーガーJr 基調講演

ニューヨークタイムズ 自販機

■ メディアブランド、電子メディア、どんな衝撃、意味?

ザルツバーガー  コンテンツは、広告、有料、デジタル、アナログに変換可能な質の高さを維持したい。デジタルへの移行スピードは加速している。ユーザーは、コンテンツをどうやって発見するかがキーポイントになっている。

ジャネット  動きはとても早い。ブランドへの信頼性がデジタルの世界でも一般的になっている。他サービスとの差別化がカギである。ニューヨークタイムスは、歴史がある。紙で築いたブランドは、ウェブフォーマットにも移行可能だ。

■ ウェブ世界は、ジャーナリズムというより、コンテンツの世界だ。デジタル世界で、アナログ時代の質をいかに保とうとしてるのか?

ジャネット  デジタルのインタフェースはリッチなものにしたい。ニューヨークタイムスは、1994年からウェブに投資している。

■ デジタルにポジティブなのは、なぜか??

ザルツバーガー  デジタル、アナログという対立軸は、単に流通手段の問題だからだ。19世紀、新聞は死滅すると言われていた。そのときの競争相手は、電報だった。新しいテクノロジーの出現で、既存メディアが死滅すると言われるはよくあることだ。質の高いジャーナリズム、質の高い読者、広告を提供できれば、プラットフォームは維持できる。iPad、アップルは重要なパートナー。コンテンツはオープンに提供していく。

■  今回の不況の影響はなんだろうか?

ジャネット  消費者の行動が変わり、広告主も出稿に慎重になってしまった。消費者は、情報、サービスをシェアすることが普通になってしまった。よりクリエイティブにならないと、メッセージが届かない。企業の意思決定、行動はよりスピードを求められる。

■  長期的にみて、広告市場の減少はない?

ジャネット 広告の将来については、市場にまかせるべきだろう。。需要と供給がバランス取って成長するのが望ましい。インターネット広告は、効果測定が明確だ。効果がおいとなれば、回復も早いだろう。

■ 不況の間に、自社の差別化を図る?

ジャネット  不況下でも投資を続けている。ジャーナリスムを守るために、流通などのコスト削減を断行している。一方、デジタル投資は続ける。なぜ、もっと早くデジタルに投資できなかったのか?既存ビジネスがうまくいっている間は、新しいこことに投資できなかった。ビジネスサイドと編集サイドのコミュニケーション、融合が必要だ。

■ 電子有料版について

ザルツバーガー 2011年の早いうちにデジタル有料版をスタートする。有料版、広告モデルは、あらゆる調査をした。サブスクリプション、メーター制など。デジタル有料版は、紙購読者からは新たな課金はしない。デジタル版は、ソーシャルメディアへのチャレンジでもある。

ジャネット  もし、有料版がうまくいかなかったら・・・色々な課金方法を試しているので、次善の課金方法を追求するだろう。

ザルツバーガー  顧客との直接関係は、必要不可欠だ。

ジャネット  アップルから顧客データをシェアできるかどうかは、交渉中。コメントできない。

ザルツバーガー  紙のロイヤルカスタマーは増えている。

ジャネット  新たなデバイスには、新たな広告モデルが必要だろう。

■ デジタルからの収益

ジャネット 全体の14%がデジタルからの売上。デジタル版への広告は、営業してる結果というより、広告主からのオファーが多い。

■ グーグルの検索、著作権問題について

ザルツバーガー インターネットには、フェアユースと泥棒の2種類がいる。グーグルはいいパートナーだ。

■ なぜ、R&D投資を続けるのか?

ジャネット 正直に打ち明ければ、なにか新たな発見が起こったとき、知らなかったとは言いたくなかったから。紙に関するイノベーションには強かったが、デジタル技術には蓄積がなかった。

■ 買収など、出資構造の影響

ザルツバーガー  ニューヨークタイムズは、2種類の株を発行している。議決権が制限されているものと、優先株だ。現在の主要株主の比率は15%くらい。

2010.03.11 Thu. New York, Media Summit New York 2010

Janet L. Robinson, President and Chief Executive Officer, The New York Times Company
Arthur O. Sulzberger, Jr., Chairman, The New York Times Company & Publisher, The New York Times
Interview by: James E. Ellis, Assistant Managing Editor, Bloomberg BusinessWeek

参考

新聞社のビジネスモデルについてのセッション

アメリカの新聞産業について、5万人の記者で、5000万部の新聞を作り、広告収入は350億ドルくらい

CNN プレジデント Jon Klein 基調講演

■ ソーシャルメディアは脅威だ

–    友達からの情報を信用する時代。ソーシャルメディアへの対応が一番の課題だろう。
–    特に、ソーシャルメディア専門の部署、担当は置いていない。
–    モバイル、パソコン、デジタルメディアが成長分野だと思っている。

■ 「なぜ」この事件が起きたのか、背景を説明しないと読者に飽きられる

–    バルーンボーイ、タイガー・ウッズなど、事件が起きたときに、伝え方の初動を工夫する必要がある
–    ユーザーは、ニュースの本質に気付いている。また、2日目には飽きているのも事実
–    リーマンショック、金融機関トップの高額ボーナスなど、ニュースをそのまま伝えるのではなく、なぜ?事件が起こったか?を伝えることが重要である。
–    CBSの60 Minuitesは、ジャーナリズムの視点がまだ生きている
–    WSJがあれだけのページ数を質を保ち毎日発行し続けているのは、尊敬に値する。

■ ジャーナリズムの収益モデル

–    広告と購読料、両方が必要。

■ CNNの文化

–    CNN視聴者は民主党支持者が多いと言われているが、正直どうなのかはわからない。我々は、テレビやウェブを通じて、1億人を超す人たちにニュースを届けているので、色々な人がいるだろう。
–    ニールセンの調査で、好きな番組の視聴率を測定していたが、一番高い視聴率は、ソプラノスの3%だった。平均は1.5%。人気が高いと言ってもそれくらいだ。コンテンツは分散化している。

■ ビジネス環境の変化

–    5年前は、ツイッターもFacebookも無かった。5年後の世界を予測することなどできない。
–    ジャーナリズムは、プロフェッションではなく、オブセッションである。
–    Kindleが、ニュースの形を変えるかもしれない

2010.0310 Wed. 9:15-10:15 New York, Media Summit New York 2010

Jon Klein, President CNN, more bio here

ダグ・リーマン監督、コンテンツ・イノベーションの戦略、 - NAB 2008 –

・制作環境の制約が、クリエイティブのイノベーションを生む
・インターネットは、時代の才能を見出す場となるだろう

 

 

 

 

 

 

ダグ・リーマン監督作品

Getting in(1994)、スウィンガーズ(1996)、GO(1999)、ボーン・アイデンティティ(2002)、Mr. & Mrs Smith(2005)、ジャンパー(2007)、OC、ナイトライダー

–  1994年頃、自分はインデペンデントで映画を撮影していた。
–  そのころは、ハリウッド・システムから外れて、映画を撮影するのは難しい時代。
–  南カリフォルニア大学を中退して、映画製作をしているうちに、制作過程のマネジメントなどに興味を抱いた。

 

 

 

 

 

 

–  大規模な予算の映画は、大物俳優をキャスティングできるが、インデペンデントではそうもいかない。
–  しかし、テクノロジーの進化で、低予算でもいい映像が撮れるようになっていた。
–  最初、プロデューサーと自分では、撮りたい映像にギャップがあった。
–  最初の映画は、自分の家の地下で、親友、妹や従兄にも手伝って撮影したものだった。
–  その映画は、ねずみを人間と見立てて演出した。
–  1999年に撮影した「スゥインガーズ」は、予算25万ドルで撮影した。
- コンテンツのビジネスモデルは、インターネットで変わる。
–  インターネットは、ローカルな才能を見出す。次代のヒットテレビ番組は、インターネットから出現するだろう。
–  インターネットにより、無名の作家、作品もヒットする可能性がある。検索エンジンへの最適化なども必要だ。
–  Jackson Bitesというインターネットなどデジタル映像コンテンツの制作プロダクションに参加したのは、インターネットのグローバルなプロモーション力に魅力を感じたからだ。
–  制作環境が制限されると、新しいアイデアがでてきて、クリエイティブのイノベーションにつながる。

 

 

 

 

 

 

–  タイガー・ウッズのナイキCM撮影中、ウッズがリラックスするためか、アイアンでゴルフ・ボールを弾いているのを見て、これだと思ってハリウッドのギルドはランチ時間が長い(笑)ので、自分でカメラを担いで撮影した。それが、CM映像になった。
–  優れたアイデアは、どんなテクノロジーもかなわない。
- いまテレビドラマを作りたいと思ったら、パイロット版を制作、テレビ局の人間に見てもらい、気にいってもらわなければならない。インターネットを利用すれば、その過程を省ける。

Featuring LEN, Steal My Sunshine    Videoはココ