カテゴリー別アーカイブ: OTT/オーバー・ザ・トップ

ウルトラバイオレット(Ultra Violet) – NAB2011

Q 映像のデジタルダウンロードは昔からできた。VUDUは299ドルだった。他に必要か?

UltraViolet:さきほどのビデオを見ると、誰もディスクは不要だと言っている。なかには、テレビ番組を所有したい人もいる。消費者は、好きなお店でディスクを買い、誰かに渡したりするフレキシビリティを好む。ウルトラバイオレットが普及するには、ディスクよりも便利でなければならない。

Q ここ数年で所有欲からレンタル、無料でいいという方向性に消費性向が変わっているのでは

Best Buy:まだコレクター気質の人はいる。しかし、所有からレンタルへと消費者の選択は広がっているのは事実だ。コレクションは自己主張の発露だ。デジタル時代はソーシャルメディでそのコレクションを友達に見せている。

Q ウルトラバイオレットが解決するユーザーの悩みについて。

Microsoft:ウルトラバイオレットが提唱するデジタル・セルスルーモデルについて。ユーザーは、自分の好きなお店でコンテンツを買い、好きなデバイスで見られる。ウルトラバイオレットは、デバイスとサービスの垣根を融合している。クラウドがそれを可能にした。次に、動画フォーマットの問題がある。ウルトラバイオレットは、複数のDRMを横断して視聴できる環境を提供する。ウルトラバイオレットでは、マイクロソフトのパソコンからソニーのプレイステーションにファイルを移動させても映像を見られる。DVDはどの機械でも再生できる。ウルトラバイオレットは、ディスクでできることをデジタルでもやろうとしている。参加企業の製品には、ウルトラバイオレットのロゴが貼られる。

Neustar:若者はデジタルかフィジカルかという切り口だったが、私はデジタル+フィジカルのハイブリッドな時代になると思う。ウルトラバイオレットの普及初期には、ユーザーは好きな映画をクラウドとディスク双方で持つハイブリッドライブラリで利用するのではないか。

Q デジタルロッカーについて

UltraViolet:自分でお昼休みに買った映画を自宅で妻が見たりもできる。家族間でコンテンツ共有ができる。鍵を開けるイメージだ。

Q 誰がアカマイのお客さんか?誰が通信コストを払うのか

Akamai:様々なビジネスモデルがあるから、それによって違う。

Q ウルトラバイオレットは、コンテンツ流通にどう影響するのか

Sony:ウルトラバイオレットは、ウィンドウ戦略に変化をもたらす。デジタルセルスルーで、家庭にコンテンツが一番先に届けることになる。デジタルという意味では、ブルーレイ、DVDで経験済みなので、クリエイティブになにか変化が起きるとは思わない。今まで小売りが、コンテンツへのアクセス、消費、発見などのポイントになっていたが、それを消費者に直接もたらすことができる。

Q メーカーが直接小売りに乗り出すようなものだが、その影響は?

Best Buy:今でもDVDをたくさん売っている。デジタルになっても、なにがユーザーにとってベストなのかを探って、解決していくしかない。フィジカルとデジタルのギャップに生じる課題の解決策をユーザーに提案し、彼らに便利と思ってもらうしかない。

Q アップルがiPodやiTunesビジネスで成功した。マイクロソフトはなぜDECEに参加したのか?自分たちだけでやらないのか?

Microsoft:我々はトップ企業ではなく、家電メーカーなどとの協業が必要だと思う。消費者は賢い。今までのバリュープロポジションでは通用しない。

Q アンケートでどれくらいの機器と共有できれば便利か?と聞くと、それが何個でも不十分だという結果がでる。いったい1世帯でウルトラバイオレットが共有できる機器はいくつに設定すればいいのか?

Neustar:ウルトラバイオレットで共有できる機器数は、今のところ12個まで。これはダウンロードできる機器。ストリーミングできる機器は無制限で、この12個のなかには含まれない。ケーブルテレビのSTBなどはカウントしない。

Q ウルトラバイオレットは、インフラコストを効率化できるのか?

Akamai:標準化があらゆる配信コストを低下させる。我々は多様な動画フォーマットに対応しているがDECEが動画フォーマット、DRMを標準化してくれればよい。

UltraViolet:小売店も、消費者に商品を届け、設置するコストがとてもかかる。ウルトラバイオレットでは、マーチャンダイズのバリューチェーンが変わる。

Q なぜComcastはDECEのメンバーなのか?TV Everywhere?

UltraViolet:マルチチャンネルオペレーターは、コードカッティングなど構造的な戦略危機にさらされている。もし、彼らがウルトラバイオレットのようなサービスをユーザーに提供しなければ、ほかのオーバー・ザ・トップ事業者が提供してしまう。

Q ほかに何かあるか?

Sony:デジタルコレクティングがどうなるか?ライツロッカーのメカニズムがどう働くのか?

Q ハッカー対策?

UltraViolet: その件に関して我々は経験豊富だ。毎日監視することも重要だし99.99%大丈夫だと思っている。

David Wertheimer, Entertainment Technology Center
Christopher Allen, Best Buy
Richard Berger, Sony Pictures Home Entertainment
Tim Dodd, Neustar Media
Scott Fierstein, Microsoft Corporation
Mark Teitell, UltraViolet
Bill Wheaton, Akamai

2011年4月11日16時 NAB Show 2011 ラスベガス

DECEとKeychestについてはコチラ

コネクテッドTVに対するハリウッドスタジオの反応

Sakura

■ コネクテッドTVについて

– コネクテッドTVは、破壊的イノベーションだ。ゲーム、映像を融合するプラットフォームでビジネスモデルが成立すると脅威だ。(Disney)
– 広告をして、それが広まるのに昔はインフルエンサーがいた。(Warner)
– 昔も今も、テレビドラマを見て誰かと話をするのは同じだ。昔は、リビングルームだけでやっていたが、いまはバーチャル世界で行われている。ツイッターやフェイスブックでシェアをしたり、FOX.comで番組を見れば、そこですぐコメントをシェアできる。なにかのインフルエンサーには誰もがなれる時代だ。(Disney)

■ 短尺コンテンツの戦略

– 短尺コンテンツにも力を入れているが、その戦略について常に考えている。今までと違ったアプローチが必要なのはわかっている。大手ブランド企業もコンテンツを作れるし、またそういった企業とエンターテイメントをどう結び付けるかを考えている。(Disney)
– コネクテッドTVが広まれば、ケーブルテレビに加入していなくても、検索すると自分が見たい番組が表示される。もし、ESPNなどコンテンツホルダーが新たな流通プラットフォームに配信を始めたら、ユーザーはケーブルテレビに入る理由がなくなる。(Sony)
– コンテンツを見る人を、視聴率で測定しビジネスにするか、同じ人数が有料ダウンロードしたときの売上を重要視するか、どちらを取るかは経営判断だ。(Warner)

■ HuluのグーグルTVへの提供について

– 我々はHuluの提供をグーグルTVにしてない。しかし、有料サブスクリプションモデルのHulu+ならば話は別だ。Hulu+のビジネスモデルならば、ネット接続デバイスにも新たなウィンドウとして契約できる。(Disney)
– コンテンツがコモディティ化しないように、マーケットプレイスの状況を見ながら提供しなければならない(Disney)
– 海賊版は、絶滅させるのでは無理で、いかに海賊版を管理していくかを考えるほうが得策だ。(Warner)
– 検索の時代といっても、我々のコンテンツを検索させるためのブランド構築の重要性は低下していない。(Sony)

パネラー
Bob Chapek, President, Distribution , The Walt Disney Studios
Thomas Gewecke, President, Digital Distribution, Warner Bros
Jordan Hoffner, President-Digital Media, Electus
Steve Nickerson, President-Home Entertainment, Summit Entertainment
Mitch Singer, President of the Digital Entertainment Content Ecosystem; CTO, Sony Pictures

CES 2011 2011年1月6日 13時20分 ラスベガスにて

ソーシャルテレビ実現のテクノロジー – Digital Hollywood 2010

Hillcrest Labs モーション機能、センサー、ユニバーサルリモコン、などをキーとし最近は動画プラットフォームを構築している。家電製品は、クラウドサービスでつながっていく。クローズドなネットワークでなく、ウェブはオープンになるべき。
New Video 2005年からデジタル化が進んだ映像流通のプラットフォームを運営している。170社と取引。エンターテイメントのクラウド配信が成長分野。
RingWorld HTML5に特化し、映像検索サービスを開発している。映像ビジネスは拡張性が重要。プロもアマもコンテンツは横並びだ。

Q 今から5年後、映像ビジネスはどうなってる?

Hillcrest Labs 流通多様化で作品発見が難しい。そこで見たいものを見つけるのに、友達からの情報が頼りになる。ソーシャル、コミュニティが大事になる。誰かが中心にいるのではなく、多対多のコミュニケーションが必要。
New Video どこに市場があるのか見極めが重要。市場は次々と作られる。MLBもNBAも自分で映像を持って配信している。ROKUやVUDUといった直接配信モデルを利用する人たちは、4-5千万まで増えるのではないか
RingWorld 仕事としてではなく映像情報を制作し公開する人たちが増える。ユーチューブの視聴数トップ100のうちビジネス目的は6人だった。
Stage Two 家電製品もソフトウェア提供のベンチャー企業とのパートナー関係が大事だ。
DivX ウチの製品はLGのブルーレイに搭載されている。LGとは長期的な関係を結んでいる。他にもROKUなどB2Cに進出したい。
Hillcrest Labs コンテンツ流通もROKUやNetflixがブランド化している。家電メーカーは、ハード機器購買(Point of Perchase)以降のユーザー行動からも収益を得たかった。

Q ケーブルテレビを解約する人(Code Cutter)は、節約なのか?生き方なのか?

RingWorld どこかの調査でケーブルテレビ加入者の33%は将来解約したいという結果が出ていた。費用節約が理由だった。

Q 家電メーカーはどうしたらよいのか?

Hillcrest Labs ソーシャルサービスをデジタルスクリーンで展開するべき。
Stage Two 50%の人は、モバイル端末でもテレビを見る。
Hillcrest Labs テレビのソーシャルな機能はヨーロッパはアメリカより進んでいる。bee.tvは、レコメンドなどの機能を開発、展開している。

Q グーグルTVをどうみるか?キーボード、ブラウザ・・・

DivX インターネットの映像配信は増える。

Q ケーブルテレビは、オーバー・ザ・トップを推進するのか?

Hillcrest Labs リビングルームにパソコンが進入するのを防ぎたい。テレビはリーンバックとか。グーグルTVのリモコンはボタンが90個もある。PCのような経験をしないとだめ。

Q 映像配信ビジネスは、デジタル化されないと

New Video コンテンツ・サプライヤのニーズを実現するのが仕事

Q コンテンツ発見の課題をどう解決するのか?

RingWorld ユーチューブのMistery Guitar Manというチャンネルがある。ソーシャル・ディスカバリーがこれからのキーワードだろう。

Q ソーシャルディスカバリーは、どう作り出すのか?

Stage Two Xbox360はCPUの処理能力も高いし、メモリーも大きい。いまはAT&TのU-Verseも見れる。

Q TV EverywhereやFancastは??

RingWorld 番組のシンジケーションは必要。スクリーンはPCに近づくだろう。
Hillcrest Labs ベビーブーマー世代はXboxを使えない。消費者がコントロールされている社会、市場。

Friday, November 12th, 2010 9:30 AM – 10:45 AM ニューヨークにて

Mark Ely, President of Strategy, Sonic Solutions
Erick Opeka, Head of Digital Distribution, New Video
Daniel S. Simpkins, Founder, Chairman and CEO, Hillcrest Labs
Todd Weaver, CEO and founder, ivi TV
Jim Schaff, Managing Partner, Stage Two Consulting
Richard Glosser, President, Hilltop Digital, Moderator

アップルTV – 2010年

今回のアップルTVは、ハードディスクがついてないのが、一番の特徴ではなかろうか。ダウンロードではなく、ストリーミング、クラウド配信が今後3年で主役になっていくんだろう。

アップルは、LaLaを買って、音楽でもストリーミング配信サービスを立ち上げようとしている。ノースカロライナ州に大きなデータセンターを建設中という噂も。

とある先生に聞いた話。『アメリカの通信インフラはよくないので、アップルの設計思想はパソコン中心だった。パソコンにファイル落としてiTunesでいちいち同期するってメンドーだった。iPhone、iPadから急速にクラウド型に思想を変えている』

アップルのオールインワンテレビがでるという話もある。そのとき、コンテンツはネット経由。

まとめ資料(PDF)ダウンロードは、コチラ

今回のアップルTVで面白いのは、テレビ番組の99セントレンタル。放送後に見せるテレビ番組も、無料から有料へとシフトしている。

Apple TV

Yahoo! TV Widget – 2010年スマートテレビ前夜

2009年1月のCESで初めて”Yahoo! TV Widget”を見たときは衝撃だった。オーバー・ザ・トップ(Over The Top)という言葉も初めて知った。Boxeeが小さなブースで参加していた。

そのとき、サムソンは2009年中に、TV Widgetをほぼ全ての機種に搭載すると言っていたのだが、あまり動きはなかった。日本の家電メーカーも積極的ではなかった。2010年のCES、NABでもアメリカのベンチャー家電企業”VIZIO”が積極的に展示しているだけだった。

ところが、2010年9月にアメリカに行くと、様相が全く変わっていた。

サムソン、LGは、インターネット接続をウリにしたテレビプロモーションをしており、テレビはもはや放送局のものだけではなくなっていた。テレビCM、家電売り場の売り方が全く変わっていたので、2010年クリスマス商戦から2011年に掛けて普及していくだろう。ただ、宣伝していたのは、ヤフーのコネクテッドTVではなく、自社のプラットフォームであったけれど・・・

下記動画は、2010年9月にアメリカのホテルでテレビを見ているときに採取した米国家電量販店”Best Buy”のテレビCMである。スマートテレビの宣伝をしている。そして、驚いたのは、DVDプレイヤーがオマケでついてくる点。お店でよくみると、米国ではDVDプレイヤーはほとんど50ドル以下の商品ばかり。録画機能はなく単なるプレイヤーである。日本の250Gで5万円とかするDVDプレイヤーしか知らなかったのでとても驚いた。

要は米国はケーブルテレビ社会なので、ケーブルテレビが配るDVRにしかテレビ番組は録画できないのだ。こんな小さなこと、2010年時点の日本ではメーカー担当以外誰も知らなかっただろう。メディア業界の人は誰も気づいてなかったハズだ。そこから、講演でこのCMを見せ米国はケーブルテレビでテレビをみるのが普通なので無料のテレビはないし、録画もできないということを言い始めた。

資料(PDF)のダウンロードはコチラ

ヤフーコネクテッドTV

Huluもテレビあってのビジネス

Santa Monica Beach Sunset

Bit Gravitiy 10代がターゲット。フットボール中継が人気である。動画の質も上がってきている。ライブ・ストリームを強化している。インド、中国ではそこまで帯域がないので、動画配信は不可能。ミュージシャンたちが、ライブ配信に熱心になっている。

HD Cloud 音楽産業では、CD並の音質が基準だった。その点MP3は合格。現在は、YouTube時代、映像の画質はYouTubeに落ち着くだろう。マイクロソフトは、トランスコーディングで頑張っている。H.264 は標準だ。

Origin Digital テレビはまだ有力なメディアだと思う。Huluもテレビがあってのビジネスだ。

ZillionTV 26年デバイス関連ビジネスに携わってきた。究極はユーザーニーズに行きつく。コンテンツやサービス開発、ビジネスモデルが重要だ。これから、Huluは有料モデルに移行する。今後の映像ビジネスを考える上でのキーワードは、第1にユーザーの嗜好性を分析するデジタル広告ツール。Beaconなど。第2にコンテンツ。ヒット映画はプライマリコンテンツだ。次はローカルコンテンツ。ケーブル、IPTVはローカルコンテンツに熱心。3番目はインターネット動画だ。YouTube、Huluでも長尺コンテンツが生まれている。

HD Cloud ライブ、ダイレクトといった音楽産業のビジネスモデルの変化は、映像業界にもヒントが含まれている。オンライン音楽市場は、Napsterが開拓、iTunesがビジネスモデルを構築した。

Zoran 長年、テレビは単なるディスプレイだった。テレビをパソコンなみに賢くする必要がある。CPU、DRM、規格、この3つが揃って効率的なビジネスが構築できる。動画とSNSや、ツイッターなど、いろいろなサービスと融合できるのが、インターネットTVの利点。

Priority Digital Media IPTVにはインタラクティブ性が必要だ。ユーザーが大量の選択肢を持ったとき、そのトレードオフはなにか?AT&TのU-Verseは、ユーザーが欲しいものを簡単に手に入れられるようにする。

Zoran STB、マルティメディアBOXなどやってることは同じだ。デジタル配信が可能になっても、現在のビジネスモデルを破壊する必要はない。宅内のメディア・サーバーなどは面白い。

HD Cloud XBoxでNetflixを見ている。今の子供は、複雑なリモコン操作も簡単にこなす。宅内はワイヤレス接続が基本になるだろう。映像のモビリティがもっと可能になる。

Zillion TV 家電メーカーが低コストで提供したいデバイスは、ユーザーにとってはコスト高につく。無料動画とプレミアム映像、広告業界、この3者のバランスを取らないと映像市場のエコシステムが壊れてしまう。

Priority Digital Media One to One、一対多、という広告モデル論争は、1990年代半ばから続いている。

Zillion TV 最近はテレビも高CPUを積むようになる方向性にある。ケーブルテレビの不安は、コード・カッティング、ケーブルテレビの解約にある。

Priority Digital Media 制作コスト、高CPMがあれば賄える。視聴料、広告費、双方が必要。ケーブルの手数料が高い。

HD Cloud TV Everywhereはユーザーにはいいことだ。しかし、コンテンツホルダー、ディストリビュターにはいいことではない。

セッション:Ubiquitous Video to the Consumer: The Technology & Content
Enablers – Broadband, IPTV, Mobile & TV

日時:Tuesday, October 20th 2009 9:00 AM – 10:15 AM,  Santa Monica,

パネラー:

Mitch Berman, Chief Executive Officer & Co-Founder, ZillionTV
Darcy
Lorincz, CEO, Origin Digital
Amy Friedlander Hoffman, President,
Priority Digital Media
Nicholas Butterworth, CEO, HD Cloud
Anthony
Simon, Vice President, Marketing, Zoran Corporation
Perry Wu, CEO
& Founder, BitGravity
Mary Francia, Managing Director Media and
Technology, Serowires, Moderator

More Bios here

 

コネクテッドテレビ時代のビジネスモデル - CES 2010 –

–  ZillionTVは、ケーブルキラーではない。
–  テクノロジーが常に新しい扉を開けるのだ。ROKU、Yahooなど。問題は、既存のプレーヤーがイノベーションにどう対処するかである。
–  TV Everywhereは、既存のビジネスモデルにあった対処法である。お金を払ってもらっている加入者だけに、無料で見せるやり方は、レベニュー・ストリームの確保に重要である。
–  Huluは無料だが、現在収益を上げているコンテンツホルダー、アグリゲーターは、無料モデルに一線を引くのは当然のことだ。
–  コンテンツホルダーにとって、インターネットは新たなコンテンツ流通手段の一つ。まだ収益が低いだけの話。
–  放送波でテレビを見てインターネット回線も受けることができるハイパーSTBに注目している。
–  問題になっているのは、インターネットの影響でユーザーのバリューポイントが変わってきていることだ。
–  新しいSTBのユーザーテストをしたとき、ユーザーから熱心に尋ねられたのは、これでeBayができるの?とか天気がすぐわかる?などインターネット上のコンテンツのことばかりだった。我々はこうしたユーザーニーズをマネタイズしていかなければならない。
–  今後4年でコネクテッドTVが家庭にやってくる。リモコンも重要。オペレーターにとって、課金システムとマーケティング、カスタマーサービスの役割が増すだろう。
–  コンテンツはユーザーのチョイスが優先される。嗜好との関連性。ケーブル会社から押し付けることはできなくなる。
–  どんな時代でも顧客ニーズはコンテンツにあり、コンテンツの重要性は変わらない。コミュニティをマネタイズすることが成功のキーポイントだろう。
–  音楽産業はアーティスト、ライブなどのコミュニティを強化し収益をあげている。同じことが映像・テレビ業界にもやって来る。サブスクリプションモデルは限界ではないか?
–  課金モデルであっても、ターゲティング広告が可能になれば、新しい収益源になる。
–  ウィジェットのほうが簡単で安価。ターゲティングごとに多様なメッセージを送れる。
–  コンテンツクリエイターにとって、流通ごとにファイル作成などをするのが一番の問題。
– ソフトウェアを用いてテレビをネットワークにつなげることが今後の方向性だろう。だが各国それぞれの事情があるので、世界標準でというわけにはいかない。
–  現在のところ家電メーカーはネット接続などについてオープンな姿勢を持っていない。これはビジネスチャンスだと思う。
–  デバイスの競争というか、最終的にはユーザーインターフェースの競争、すなわちブラウザの競争になるのではないか。
–  テレビは、パソコン、ケータイと違うデバイスだ。ネット機器と違って、ユーザーからの信頼性が無いといけない。
–  ちょっと前のことだが、テレビにネットが見れるブラウザ機能を導入しようとした。ユーザーからの反応は散々だった。ネットを見るなら、パソコンをつければいいじゃないか。という声が圧倒的だった。


セッション「Bridging TV and Broadband: Strategic Relationships-Advertising,
Technology and Content」
2010.01.08 Fri., 13:30 – 14: 30 Las Vegas, CES 2010

パネラー
Mitch Berman, Chief Executive Officer & Co-Founder, ZillionTV
Bryan Biniak, CEO, Jacked
Alex Limberis, COO, Syabas Technology
Mark McKinnon, Co-Chair, Arts+Labs
Damon Phillips, Vice President, ESPN360, ESPN
Rick Song, Senior Director, Eastern US Sales, Microsoft Advertising
John Zelenka, VP of Business Development, Tribune Media Services
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Boxee、CBSなど・・OTTとプレミアムの議論 CES2010

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Boxee ユーザーに見たいコンテンツを自分で選ぶ自由が保障される必要がある。

サムソン どんなプラットフォームでも共通の体験を提供できることが肝要である。SDKを配布し、サードパーティにアプリを開発してもらいたい。

コムキャスト オンデマンドサービスの充実を図っている。

Boxee ケーブルテレビは競争をあえて好まない。ユーザーはただ自分の好きな番組を見たいだけ。そのためのベストツールを提供したい。

Boxee インターネットでは、Huluでも他のサイトでも同じ番組が見れる。どこで見るかはユーザーに選択権がある。テレビでも同じことができないのはおかしい。(オーバー・ザ・トップはできる)ユーザーにとって大事なのはコンテンツだ。テクノロジーでもDRMでもチャンネルでもない。

CNET 音楽産業は、共通フォーマット(mp3)を作ったことがよかった。

FiOS コンテンツは無料(フリー)では作れない。誰かが負担している。

CBS 現在の映像ビジネスを考えるうえでの対立軸は、インターネット対テレビではない。CSIを見てくれるなら、パソコンだろうが、テレビだろうが関係ない。どんなメディアにしろ、視聴回数などを計測する仕組みが必要。テクノロジーとビジネスモデルの両立が大事だ。

CBS まず、視聴者がタイムシフトやプレースシフトを始めた。次にブロードバンドが普及した。残りは、コンテンツをどのように配信するかだ。どういったビジネスモデルを構築すべきなのか?音楽産業の二の舞は避けたい。CSIがFancastで配信されることは、ビジネスの拡張につながる。

コムキャスト コンテンツホルダーのコンテンツを守るのではなく、拡張することを重要視している。win-win-winモデルを構築する

タブレット端末を無料配布する新聞社やテレビが出ないかな – 2010年からの未来予測

PDF資料(583Kb):電子書籍リーダー・タブレット端末のビジネスモデルと映像市場の変化のダウンロードはこちらから

アップルからiPadが発表された。スイッチ入れてすぐ映像が見れる。するとテレビってどうなるの?タブレット端末は、テレビの代わりになるだろう。

■ 広告メディアとしてのテレビ

ドライブ、サーフィン、旅行・・・ 人は動きまわっているのに、テレビは動かない。

広告は人が集まっている場に宣伝ボードを構えるのが元々の姿だろう。電子書籍端末はハンディだから、動きまわる人についていく。。

■ デバイス(機器)としてのテレビ

タブレット端末は、ケータイは小さいし、遅いし、画質悪いし・・・というテレビメーカー側の言い訳をすべて打ち砕くだろう。映像は通信で見ることが普通になり、テレビもよりソーシャルな機能を付加することになるだろう。ツイッターやスカイプ付きのテレビが家電側の答えだ・・・

■ それに影響されるコンテンツ 

2010年代のコンテンツ=(テキスト+音声+映像)×シェア×双方向。
友人と情報をシェアできるようなコンテンツの制作、提供が、一般的な考え方となるだろう。送り手のメッセージだけがつまった作品だけでなく、インタラクションがあって初めて完成する形態が増えていくだろう。歌舞伎のように。

■ 端末の無料化

端末で儲けるのは難しい。電子書籍リーダーは、既に価格競争になっている。Kindleに400ドル払うか、台湾メーカーの100ドル端末にするか?機能に違いはない。

■ コンテンツのビジネスモデル

プロコンテンツをメインに有料ビジネスを展開するプラットフォーム+端末の垂直統合型モデルと、プロシューマーを取り込み広告メディアビジネスを展開するYouTube的モデルが並立する。

デジタル世界は分散化、ロングテールは利潤が薄い。そのため、プロコンテンツだけでは、ボリューム不足だ。中間のメディア、プラットフォームは、プロシューマーの取り込みが必要不可欠だろう。

端末がコモディティ化すれば、取り扱いコンテンツのボリュームを増やす以外に、プラットフォームの成長戦略は無いだろう

テレビ局、新聞社、既存の大手メディアが端末を無料配布する可能性もある。街頭テレビ、ADSL、ケータイ電話・・・端末を無料配布する戦略は古くて新しい。

■ DRM、垂直統合

DRMで有力コンテンツを囲い込む垂直統合戦略は、かつての音楽産業を想起させる。ユーザーとのいたちごっこが続いた結果、大手音楽レーベルは、現在DRMフリーの楽曲をMySpaceに無料で提供している。

音楽産業はライブで儲ける。

■ ジャンルを超えたコンテンツ

映像も音楽も本も見れる新たな端末には、ジャンルを超えた新たなコンテンツ、アート、表現が求められる。

プラットフォームはプロシューマーの取り込みが不可欠

タブレット端末以降の映像ビジネス