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コネクテッドTVに対するハリウッドスタジオの反応

Sakura

■ コネクテッドTVについて

– コネクテッドTVは、破壊的イノベーションだ。ゲーム、映像を融合するプラットフォームでビジネスモデルが成立すると脅威だ。(Disney)
– 広告をして、それが広まるのに昔はインフルエンサーがいた。(Warner)
– 昔も今も、テレビドラマを見て誰かと話をするのは同じだ。昔は、リビングルームだけでやっていたが、いまはバーチャル世界で行われている。ツイッターやフェイスブックでシェアをしたり、FOX.comで番組を見れば、そこですぐコメントをシェアできる。なにかのインフルエンサーには誰もがなれる時代だ。(Disney)

■ 短尺コンテンツの戦略

– 短尺コンテンツにも力を入れているが、その戦略について常に考えている。今までと違ったアプローチが必要なのはわかっている。大手ブランド企業もコンテンツを作れるし、またそういった企業とエンターテイメントをどう結び付けるかを考えている。(Disney)
– コネクテッドTVが広まれば、ケーブルテレビに加入していなくても、検索すると自分が見たい番組が表示される。もし、ESPNなどコンテンツホルダーが新たな流通プラットフォームに配信を始めたら、ユーザーはケーブルテレビに入る理由がなくなる。(Sony)
– コンテンツを見る人を、視聴率で測定しビジネスにするか、同じ人数が有料ダウンロードしたときの売上を重要視するか、どちらを取るかは経営判断だ。(Warner)

■ HuluのグーグルTVへの提供について

– 我々はHuluの提供をグーグルTVにしてない。しかし、有料サブスクリプションモデルのHulu+ならば話は別だ。Hulu+のビジネスモデルならば、ネット接続デバイスにも新たなウィンドウとして契約できる。(Disney)
– コンテンツがコモディティ化しないように、マーケットプレイスの状況を見ながら提供しなければならない(Disney)
– 海賊版は、絶滅させるのでは無理で、いかに海賊版を管理していくかを考えるほうが得策だ。(Warner)
– 検索の時代といっても、我々のコンテンツを検索させるためのブランド構築の重要性は低下していない。(Sony)

パネラー
Bob Chapek, President, Distribution , The Walt Disney Studios
Thomas Gewecke, President, Digital Distribution, Warner Bros
Jordan Hoffner, President-Digital Media, Electus
Steve Nickerson, President-Home Entertainment, Summit Entertainment
Mitch Singer, President of the Digital Entertainment Content Ecosystem; CTO, Sony Pictures

CES 2011 2011年1月6日 13時20分 ラスベガスにて

コネクテッドテレビ時代のビジネスモデル - CES 2010 –

–  ZillionTVは、ケーブルキラーではない。
–  テクノロジーが常に新しい扉を開けるのだ。ROKU、Yahooなど。問題は、既存のプレーヤーがイノベーションにどう対処するかである。
–  TV Everywhereは、既存のビジネスモデルにあった対処法である。お金を払ってもらっている加入者だけに、無料で見せるやり方は、レベニュー・ストリームの確保に重要である。
–  Huluは無料だが、現在収益を上げているコンテンツホルダー、アグリゲーターは、無料モデルに一線を引くのは当然のことだ。
–  コンテンツホルダーにとって、インターネットは新たなコンテンツ流通手段の一つ。まだ収益が低いだけの話。
–  放送波でテレビを見てインターネット回線も受けることができるハイパーSTBに注目している。
–  問題になっているのは、インターネットの影響でユーザーのバリューポイントが変わってきていることだ。
–  新しいSTBのユーザーテストをしたとき、ユーザーから熱心に尋ねられたのは、これでeBayができるの?とか天気がすぐわかる?などインターネット上のコンテンツのことばかりだった。我々はこうしたユーザーニーズをマネタイズしていかなければならない。
–  今後4年でコネクテッドTVが家庭にやってくる。リモコンも重要。オペレーターにとって、課金システムとマーケティング、カスタマーサービスの役割が増すだろう。
–  コンテンツはユーザーのチョイスが優先される。嗜好との関連性。ケーブル会社から押し付けることはできなくなる。
–  どんな時代でも顧客ニーズはコンテンツにあり、コンテンツの重要性は変わらない。コミュニティをマネタイズすることが成功のキーポイントだろう。
–  音楽産業はアーティスト、ライブなどのコミュニティを強化し収益をあげている。同じことが映像・テレビ業界にもやって来る。サブスクリプションモデルは限界ではないか?
–  課金モデルであっても、ターゲティング広告が可能になれば、新しい収益源になる。
–  ウィジェットのほうが簡単で安価。ターゲティングごとに多様なメッセージを送れる。
–  コンテンツクリエイターにとって、流通ごとにファイル作成などをするのが一番の問題。
– ソフトウェアを用いてテレビをネットワークにつなげることが今後の方向性だろう。だが各国それぞれの事情があるので、世界標準でというわけにはいかない。
–  現在のところ家電メーカーはネット接続などについてオープンな姿勢を持っていない。これはビジネスチャンスだと思う。
–  デバイスの競争というか、最終的にはユーザーインターフェースの競争、すなわちブラウザの競争になるのではないか。
–  テレビは、パソコン、ケータイと違うデバイスだ。ネット機器と違って、ユーザーからの信頼性が無いといけない。
–  ちょっと前のことだが、テレビにネットが見れるブラウザ機能を導入しようとした。ユーザーからの反応は散々だった。ネットを見るなら、パソコンをつければいいじゃないか。という声が圧倒的だった。


セッション「Bridging TV and Broadband: Strategic Relationships-Advertising,
Technology and Content」
2010.01.08 Fri., 13:30 – 14: 30 Las Vegas, CES 2010

パネラー
Mitch Berman, Chief Executive Officer & Co-Founder, ZillionTV
Bryan Biniak, CEO, Jacked
Alex Limberis, COO, Syabas Technology
Mark McKinnon, Co-Chair, Arts+Labs
Damon Phillips, Vice President, ESPN360, ESPN
Rick Song, Senior Director, Eastern US Sales, Microsoft Advertising
John Zelenka, VP of Business Development, Tribune Media Services
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ボブ・アイガー ディズニー CEO – Media Summit New York 2008 –

「消費者はテレビ局ではなくドラマを見ているのだ」

Q 将来への投資

– SNS(Penguin)は、実験(Labo)ではない。子供たちへの投資だ。
– 子供にとって、コンピュータは面白いオモチャだ。
– SNSは一時期の流行ではなく、長期的に将来を約束された投資である。
– マイクロペイメント、広告、VODなど子供が普通に経験しているものへの投資をしたい。
– ブルーレイ、ハイビジョンは、テレビの延長線上にある技術革新ではない。全く新しい経験だ(New Media Experience)。

Q オールドメディアがニューメディアに対してできること

– プラットフォームが進歩することは、ディズニーにとって歓迎すべきこと。
– ディズニーはプラットフォームにより良いコンテンツを提供していく。
– デジタル戦略はまだ収益源とはいえないが、クリエイティビティに関しては成功していると思っている。

Q iTuneを通じたコンテンツ販売実績について    

– 4,000万~5,000万本のTVエピソード。400万本の映画。
– TV視聴やDVDのセールスとのカニバリゼーションを起こすよりも、むしろ付加的な収入をもたらしている。

Q ディズニーブランドの拡大について

– 技術進歩が、国境、文化の壁を取り払う。
– ローカルは市場でなくクリエイティブセンターと考えている。
– 上海など各ローカル拠点はクリエイティブセンターである。

Q ディズニーフォンについて

– 製品はよかったが、流通戦略がよくなかった。
– ディズニーにとって、ケータイ電話ビジネスは、ニッチなビジネスではない。
– iPod、モバイル、PCなどでドラマを見ることを考えればわかるように、消費者は、“ABC”を見ているわけではなく、ドラマのエピソードを見ている。
– だから、テレビだけでなく、モバイルにも進出する必要がある。
– 劇場で映画を見る時代から、DVDを家で見るように社会が変わったのと同じで、長期的にはコンテンツはオンライン流通が普及するのではないか。

Q 大型買収について

-AOLを買収することはない

Bob Iger CEO Disney   2008.03.18 米国 New York

米国ABC社長 基調講演 – CES2009 –

 

■  PCの性能向上が、テレビ局と家電メーカー、広告主をより密接に連携させている

– チップメーカーが開発する映像用のCPUの性能向上で、信頼できるDRMを用いたウィジェット配信などが可能になっている。
– コンテンツメーカーにとって、テクノロジーの発展は、消費者に新たなサービスを提供できるよい機会だ。
– DVR、デジタルの世界では、番組を何人見ているかで広告を売るのではなく、広告をどれだけの人が見ているかでビジネスが成立している。

■ テレビ番組はデバイスを超えるモバイル、テレビ、インターネットの3スクリーンに積極的に進出する

– 3年前は、ディズニーがインターネットに積極的になるなどとは、考えられなかった。abc.comの視聴データを分析すると、消費者は広告モデルのネット配信を支持している。
– その結果を踏まえ、我々はabc.comを拡充していく。
– すでに、50万回以上の視聴を獲得iPhoneなどモバイル配信も強化する。

■ 番組2次利用で、番組価値を向上

– ABCの番組フランチャイズ‘LOST’、‘Good Morning America(朝のニュースショウ)’は、モバイル配信や番組2次利用に力をいれている。
– LOSTは、ゲームを制作するほか、abc.comで、ドラマで触れなかった新たなあらすじを短尺ドラマにして、配信している。
– ドラマ「アグリー・ベティ」は、スピンオフ短尺ドラマを制作、オンライン配信を行っている。
– こうした番組2次利用は、視聴者にその番組への関与を高めることになり、番組とファンとの関係を深いものにしていると考えている。
– 視聴者コミュニティを形成。視聴者を固定化している。
– テレビ放送より先に、iTunesに公開した番組もある。

米国大手テレビ局ABC社長 アン・スイーニー氏基調講演から

Anne Sweeney, President, Disney Media Networks Co-chair and Disney-ABC Television Group

2:30 p.m. January 8,2009, Las Vegas Hilton CES 2009

CES 2009

NBCユニバーサル、ABCなど大手メディアのモバイル動画配信戦略 – Media Summit New York 2009 –

・マスメディアとモバイル、インターネット動画視聴のカニバリゼーションはない

Media summit
The Mobile Platform 2.0: Establishing the Personalized Video, Music, and Communications Experience
2009.03.19 12:30-
– Chip Canter, VP, NBC Universal Digital Distribution
– Jonathan Barzilay, SVP of programming, MediaFLO 
– Larry Berkin, VP, ACCESS Systems America
– Tim Connolly, VP, Mobile Distribution, ABC
– Jeremiah Zinn, SVP, MTV Networks
– Jesse Goranson, SVP of Mobile Media, Nielsen
– Derek Kuhn, VP, Emerging Technology and Media, Google

■ マスメディアビジネスモデルからの変換

– NBCユニバーサルはショッピングにも活路を見いだそうとしている。コンテンツがいいものであれば、コンテンツ自体だけでなく、いろいろなビジネスチャンスがある。そのために、モバイルプラットフォームは貴重だ。着メロ、壁紙などはメディア企業にとって新しいビジネスチャンスだ。長尺コンテンツは、インターネットの短尺コンテンツ需要を超えた人気がある。NBCユニバーサルはテレビドラマをオンライン配信している。大手メディアのこうした動向で、長尺コンテンツの人気が高まっている。(NBCユニバーサル)

– 我々はビジネススタイルを、マスメディア視聴率からターゲティング、ユーザー数ベースに変化させている。デバイスごとの特性を生かし、モバイルならロケーション、行動ターゲティングなどのビジネスを開発している。

■ テレビとオンライン動画のカニバリゼーションはない

– NBCユニバーサルは、必ずしもユーザーデータを必要としていない。データを基にしたターゲティング広告は、IPTV、ケーブルのようなウォールド・ガーデンの世界では可能だが、オープンな場でターゲティング広告を追及するのは無理がある。NBCユニバーサルは、モバイル、テレビなどあらゆるプラットフォームを統合して広告を販売しているメディアだ。 (NBCユニバーサル)
Media summit– iPhoneはコンテンツ流通を効率化したという点で我々にとって衝撃だった。先日初めてiPhone用アプリを公開した。アニメキャラクターのスポンジボブだ。制作費の安さに驚いた。このコストで大量の消費者にアピールできるのは素晴らしい。これからも利用したい (MTV)

– 現在世界にモバイルアプリストアが25個、モバイルOSが7つある。プラットフォームの発展はコンテンツ市場の成長も促している。2008年度のモバイルコンテンツ市場は大体1億2000万ドル規模まで伸びている。コンテンツと端末が結びついている次世代端末も発売されている。たとえば、ハチソンのfacebookがプリセットされている端末、サムソンのUptimaだ。 (アクセス)

– ABCの調査では、ABCの動画は1日に20分視聴されている。

– アップルのApp Storeは、メディアプラットフォームではなくマーチャンダイズプラットフォームだ。 (MTV)Media summit

– 毎月100万人ユニークユーザーが1000万回以上ABCのモバイル動画を視聴している。テレビ視聴とのカニバリゼーションは無い。(ABC) 

– ABCは自社制作コンテンツのみモバイル展開をしている。モバイルプラットフォームの拡大で、自社コンテンツを自由にマッシュアップできる時代が来るかもしれないが、今のところまだ無理だ。Disney傘下のESPNは、MLBの放送権を日曜、月曜、水曜持っている。モバイルでも配信できるが、ESPN.comでは配信できない。なぜなら、モバイルは会員有料制であり、コンテンツホルダーとレベニューシェアできるが、ESPN.comは無料サイトで収入源が無いからだ。(ABC)