恨の国・韓国

思った以上に面白かった。とくに韓国の「ハン」と日本の「和」の対比。

述べられてることを咀嚼すると、韓国では理想を追求する感覚が強すぎるために、現実への悲嘆が大きく、理想への推進力が激情として湧き出る。日本の和はもっと現実妥協的。理想はあるが現実的な落としどころをつける。
つまり、日本は落としどころの状態が現実、韓国は常に理想を追い求めている状態が現実なんだろうか。
韓国=激するというイメージの理解に役立った。

「「何をすべきか」を問われた規律主義から「何でもできる」と言い聞かせる楽天主義への移行は、人間の欲望主義も無制限に容認し、「こうすればより幸せになれる」「こうすればより幸せになれる」「こうすれば、より利益を追求することができる」という成果主義の考えを無批判的に受け入れることになります。」(p.72)

「韓国社会で「世界化」や「無限競争社会」などという言葉が流行し、国の指導者でさえも「国のセールスマン」になることを自負していたのが1990年代初めの金泳三大統領の時のことでした」(p.72)

ハンプリ:「ハンプリを果たす」「ついに、やったね。ハンプリ」

ハンとは、「ひとつであると同時に全てである」

「韓国におけるハンが「理想追求型」の概念であるならば、日本における和というのは、極めて「現実追求型」の概念である」(p.19)

「完璧な結合体を追求し続けるがゆえに、現実の世界でそれが達成されないことを問題視し、批判し、嘆き、悲しみながらも・・・」(p.20)

「事大という言葉は単独で成立するのではなく、常に「慈小」つまり小さな国をどう扱うかという問題と表裏の関係にあります」(p.138)

「つまり、事大主義は棲み分けの戦略であり、秩序でもあったのです。」(p.144)

著)金慶珠
祥伝社新書