石和鷹。戦中・戦後活躍した真宗のお坊さん「暁烏敏」の伝記。暁烏敏の講話はカリスマ的な人気があったらしい。坊さんの話かと思いきや、暁烏敏が浮気をし、世間に公表されても全く動じないという内容が延々続く。浮気相手との手紙の抜粋など。

小説
「郊外の家」がとても印象的。中身がない家。地図からも消されてしまった。
フェルトモヒンク町エメラン通り。。。
「道しるべの伝説」名前を変えて生きる人。ヒエロニムスとインディカヴィア。
「ミスライムのカタコンベ」
どれも不思議な世界で印象に残る話。
ミヒャエル・エンデ
初めて読んだ藤井太洋さんの著作。
遺伝子操作によって昆虫のバッタ兵器が作れるという話がいちばんインパクトあった。
通勤中にiPhoneでこの小説を書いたというのもすごい。
本棚にあった大岡昇平 の著作を読んでいる。
少年-ある自伝の試み-は、青山学院高校までの自伝。
大正、昭和初期の渋谷宇田川町、松濤付近の様子。
毎週通ってた道なので、とても懐かしい。
筑摩書房の初版本。
何千年も昔の親子のコミュニケーションが目に浮かんで、なんかかわいい気持ちになる。
著)帚木蓬生
古代海の下だった東京。昔からの陸地には神社が並んでいるという。
昔からのの陸地を訪ね歩く本。とても面白い。
著)中沢新一
ノーベル文学賞受賞!
面白かった。けれど、史上最高に残虐だという白檀の刑の描写を楽しみに読み進めてたけれど、そこまでじゃなかった。最初にハードルあげすぎたのかも。
『蒼穹の昴』、『中間の虹』、『鄙巷に在り』などなど。日本人が描く中国噺のほうが構成が整っていて面白い気がした。のはナゼだろう。
莫言(著)
中公文庫
佐藤泰志2冊目。
スグ友だちになったり、結婚したり、クルマ買ったり、文体は淡々としてるが、起きてることは決して平凡ではない。
この小説は地方都市の淡々とした日常を淡々と描くと評したくなるが、実は色んなことが起きている。
ただその出来事に漂う身の回り感が、
この小説の味なんだろう。