タブレット端末を無料配布する新聞社やテレビが出ないかな

アップルからiPadが発表された。スイッチ入れてすぐ映像が見れる。するとテレビってどうなるの?タブレット端末は、テレビの代わりになるだろう。

Makerbot Industries

■ 広告メディアとしてのテレビ

ドライブ、サーフィン、旅行・・・ 人は動きまわっているのに、テレビは動かない。

広告は人が集まっている場に宣伝ボードを構えるのが元々の姿だろう。電子書籍端末はハンディだから、動きまわる人についていく。。

■ デバイス(機器)としてのテレビ

タブレット端末は、ケータイは小さいし、遅いし、画質悪いし・・・というテレビメーカー側の言い訳をすべて打ち砕くだろう。映像は通信で見ることが普通になり、テレビもよりソーシャルな機能を付加することになるだろう。ツイッターやスカイプ付きのテレビが家電側の答えだ・・・

■ それに影響されるコンテンツ 

2010年代のコンテンツ=(テキスト+音声+映像)×シェア×双方向。
友人と情報をシェアできるようなコンテンツの制作、提供が、一般的な考え方となるだろう。送り手のメッセージだけがつまった作品だけでなく、インタラクションがあって初めて完成する形態が増えていくだろう。歌舞伎のように。

■ 端末の無料化

端末で儲けるのは難しい。電子書籍リーダーは、既に価格競争になっている。Kindleに400ドル払うか、台湾メーカーの100ドル端末にするか?機能に違いはない。

■ コンテンツのビジネスモデル

プロコンテンツをメインに有料ビジネスを展開するプラットフォーム+端末の垂直統合型モデルと、プロシューマーを取り込み広告メディアビジネスを展開するYouTube的モデルが並立する。

デジタル世界は分散化、ロングテールは利潤が薄い。そのため、プロコンテンツだけでは、ボリューム不足だ。中間のメディア、プラットフォームは、プロシューマーの取り込みが必要不可欠だろう。

端末がコモディティ化すれば、取り扱いコンテンツのボリュームを増やす以外に、プラットフォームの成長戦略は無いだろう。

テレビ局、新聞社、既存の大手メディアが端末を無料配布する可能性もある。街頭テレビ、ADSL、ケータイ電話・・・端末を無料配布する戦略は古くて新しい。

■ DRM、垂直統合

DRMで有力コンテンツを囲い込む垂直統合戦略は、かつての音楽産業を想起させる。ユーザーとのいたちごっこが続いた結果、大手音楽レーベルは、現在DRMフリーの楽曲をMySpaceに無料で提供している。

音楽産業はライブで儲ける。

■ ジャンルを超えたコンテンツ

映像も音楽も本も見れる新たな端末には、ジャンルを超えた新たなコンテンツ、アート、表現が求められる。

プラットフォームはプロシューマーの取り込みが不可欠

タブレット端末以降の映像ビジネス

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