電子書籍は書籍だけのものじゃない。スグに

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電子書籍リーダーを「書籍」として捉えるとその可能性を狭める。

CES2010で展示されていた電子書籍の端末は大きく2つの種類があった。
ひとつは、大手ブランドが出している比較的高価なもの。
もう一つは、台湾などのベンチャー企業が出している安価なものだ。
KindleやNook、それにPlastic Logicといった製品は洗練されたデザインが特徴だが、2万円以上する。
ベンチャー企業が出している製品は、安いので1万4000円くらいからある。
操作性に違いはない。

そして、その安価な電子書籍には、2010年6月位からandroid搭載版が出荷される。
CESでは、その試作版が展示されており、カラーで動画も再生できていた。
あと半年もすれば、電子書籍は、書籍を読むだけのものではなくなる。
アップルのiPad、Windows7で動くマイクロソフトのタブレットなど、後続は続々続く。

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こうした電子書籍は薄くて、手軽だ。
ちょうどiPoneの厚みはそのままに、画面を少し大きくした感じである。これは持ち運べる。

そう考えると、安価な電子書籍の普及は、「新聞社が端末を無料で配布する」くらいのことではなく、メディア、家電としてのテレビが代替されてしまうくらいのパワーを持ったものであろう。
これだけデバイス、メディアが安くなってしまえば、コンテンツ制作能力だけが、付加価値となる。

android搭載のenTourage eDge。片面がandroid搭載。

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