ブレイキング・バッドとは

アメリカamcで放送されたテレビドラマ、ブレイキング・バッドについて。

とても面白いドラマで、久々にハマった。流れる音楽がいいし、映像のつなぎが意外性に富んでるドラマはハマる。

日本ではhuluやU-NEXTで見れる。その辺を書いたJBPressの原稿はコチラを参照。

ブレイキング・バッドの日本語情報はあまりない。英語のウェブに公開された情報は大量にある。英語でもテキスト情報であれば、なんとなく読める人も多いだろう。しかし、動画で俳優や脚本家が話してる内容を得るのは難しいと思う。ここでは、ネットで公開されている動画で得られた情報を日本語で記録しておく。

■アメリカケーブルテレビ、コメディ・セントラルで放送されているトーク番組、コルベア・ネーション(コメディアンのスティーブン・コルベアが司会してる番組)に脚本家ヴィンス・ギリガンが出演。2013年9月30日放送。(番組ウェブサイトで配信されてる動画はコチラ。字幕付きで見れる)

第1回目の視聴者は100万人以下、裏番組はフットボールの試合中継があった。最終回は1,030万人が視聴した。

脚本家チームは6人。

ウォルトがしたことで一番ヒドいことは、ジェシーの彼女のジェーンが嘔吐物を喉に詰まらせて死にそうなときに助けないでそのまま死なせた、とジェシーに言ったところ。

ウォルトはスカイラーに最後I did it for meという。ウォルトはたくさんの嘘をつき続け、家族を崩壊させた。

シーズン5最終回のタイトルFelinaは、Marty RobbinsのEl Pasoという曲に出てくるFeleenaからとられた。YouTubeはコチラ。歌に出てくるカウボーイは、自分が殺されるとわかっていて、彼女が捕われた街に戻ってくる。ジョン・ウェイン主演の映画捜索者(Searchers)も、ナタリー・ウッドが演じたガールフレンドを探す。死んだガールフレンドを抱きかかえる。

その2つを参考にしながら、最後の物語を作った。ウォルトが最後戻ってくるのは、ジェシーを救うためではない。彼にとって、ロード・オブ・ザ・リングの言葉を借りれば、プレシャスを取り戻しに来る。彼にとってのプレシャスはブルーメスである。

最終回にかかる曲はバッド・フィンガーのBaby Blue

シーズン5最終回の情報はwikiにまとめられている。

Film Society of Lincoln Centerのブレイキング・バッド出演者インタビュー

ヴィンス・ギリガンはブレイキング・バッドの着想をニューヨーク・タイムズの記事から得た。ウォルトとジェシーは当初キャンピングカーでドラッグを作っているが、実際にニューヨークにキャンピングカーでドラッグを作って売る人たちがいたらしい。その記事を教えてくれた友達は、いま6人からなるブレイキング・バッドの脚本チームの1人となっている。

ウォルトの義弟でDEA(麻薬捜査官)のハンクを演じるディーン・ノリスは、アルファベット・アクターと呼ばれる。DEA、CIA、NCIS、FBIといった役柄ばかりを演じる俳優のこと。

主要人物で最後にキャスティングされたのは、ウォルトとスカイラーの息子ジュニアを演じたRJミッテ。

ヴィンス・ギリガンとウォルト役のブライアン・クランストンは、X-Fileの撮影時に知り合った。

ウォーキング・デッドのプロデューサーは3人。そのうち2人は女性である。

ニューヨークのバーでブレイキング・バッド最終回を視聴してる様子を収めた動画。

■ Entertainment WeeklyのYouTube動画

この役は自分の俳優人生でいちばんいい役だった。

これから長い俳優人生を、そのことを感じながら生きて欲しい。

■ New Mexico in Focus

New Mexico in Focusは、PBS(アメリカの公共放送)の番組。ニューメキシコ州やアメリカ南西部に焦点を当てた政治・経済・文化などを取り上げる1時間の番組。

その番組で、ニューメキシコ州アルバカーキで撮影されたブレイキング・バッドのブライアン・クランストンがインタビューされた。

エンターテイメント・ビジネスで成功するには、WORK HARDと運が必要だ。

X-Fileで役を得たとき、私はロケ場所の近くにいた。それも、幸運の一つといえる。もし、そのとき自分がその場所にいなかったら、このブレイキング・バッドの役も廻って来なかったと思う。

ブレイキング・バッドの初回台本を見て、色々なアイデアが自動で浮かぶいい台本だと思った。頭を剃ったらどうかとか、アイデアが浮かぶとメモして、ギリガンに提案した。ギリガンもそれはいいと言ってくれたり、お互いにアイデアを出し合ういい雰囲気が生まれた。

俳優という職業は、ウォルトのようなダークな部分を演じて、世間に発表する勇気をもつべきである。

若い頃は目立つのがイヤだった。しかし、大人になって、変わった性格の人というのは、人がカマってくれるものだと理解するようになった。

私の仕事はウォルトをジャッジすることではない。台本にあるウォルトをただ演じている。

人間は白と黒の二極で生きてるのではなく、灰色な領域で生きている。人を殺したあとに家に帰って赤ちゃんを抱き上げる。そんなことをできるのが人間だ。

俳優は自分の役に没頭できるが、監督は全ての役を把握しなければならない。

脚本がよく出来てるのが、芝居ではいちばん大切だ。展開、キャラクター設定など。

自分はもう充分資産がある。生活のために役を演じる必要はない。

昨年ABCで放送されたモダン・ファミリーやNBCのジ・オフィスで監督をしたのは、台本がとても優れていたから。

ブレイキング・バッドがこのタイミングで終わったのは、よかった。ギリガンがこれで終わりと考えた地点で終わるべきだ。ドラマは、物語が続く必要がなくなった時点で最終回にすべきである。

ニューメキシコの環境、メキシカン料理、ホット・ソース、好きだ。映画は2ヶ月で撮影が終わってしまう。ドラマの撮影でニューメキシコに来たのはよかった。毎日9時半に寝て、5時半に起き、休日は遊びに出掛けた。

1962年、5歳のとき、ドジャース・スタジアムに野球を見に行った。ブルックリンから来た年。

この広大な場所が好き。ロサンゼルスで生まれて、ニューヨークに5年住んだ。都市生活が長かった自分にとって、こういう何もない場所は好き。

■ amcの公式ブログにはアーロン・ポールなどのインタビューが掲載されている。これもオススメ。

ジェシー役(アーロン・ポール)

脚本:ヴィンス・ギリガン

ヤク中の売春婦Wendyのティーザーを作ってるときに、The AssociationのWindyがみんなの頭に浮かんでた。

■ブリトニー・スピアーズとブレイキング・バッドのマッシュアップ

ブルー・メス・ドーナツ

アルバカーキのRebel Donutで販売されてるブルー・メス・ドーナツ。

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