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バーチャル・リアリティ(VR)コンテンツの方向性
かつてマクルーハンは「テレビは触覚的である」と言った。(グーテンベルクの銀河系64頁) 2次元スクリーンの映像体験には、テキストや文脈を追うようなコンテンツ理解が必要である。それを「触覚的」であると表現したのだ。 であれば、手を動かしたり、視... -
バーチャルリアリティ市場のプラットフォーム – VR Platform
前回、VR市場のデバイスレイヤについて考えてみた。今回は、VRコンテンツのプラットフォームレイヤについて考えてみよう。 ここまで見てきたように、VR市場はコモディティ化のスピードが速い。高機能・高価格から低価格の商品まで、分散化が進む市場である... -
バーチャルリアリティの市場構造 – VR market landscape
1980年代米国の科学者ジャロン・ラニアーが「バーチャルリアリティ(VR)」という言葉を広めた後、1994年に公開された映画「ディスクロージャー」でマイケル・ダグラスは、ゴーグル型のヘッドマウントディスプレイ(HMD)と手袋をつけ、クラウド上のファイ... -
著作権と複製技術 – コンテンツとビジネスの境界から
ニューオーリンズの繁華街フレンチクォーター。バーが連なるバーボン・ストリートの一角でブルースハープを奏でる老人。この写真を撮影した同じ年、同じ曲をシャウトするミック・ジャガーは、ツアーで2.7億ドルを稼いだ。 著作権と複製技術 この100年間、... -
Netflix(ネットフリックス)について
Netflix(ネットフリックス)について、週刊エコノミストの2014年5月27日号に寄稿した。せっかくなので、ちょっといろいろ付け加えてここに書き残しておこう! ネットフリックスはもともとビデオの宅配レンタルサービスで起業した。1990年代から2000年代初... -
恋するテレビ論 – 氏家さんのガヤとってすみません!
昔とある友人に「なんでオレと付き合わないかなー?オレはやさしくて、誰もよりも彼女を幸せにできるのに」っていう恋愛相談をされたことがある。あまり飲めない酒に付き合って、「オレ」の良さを延々と話されたのだが、結局飽きてきてだんだん面倒くさく... -
シェアリングエコノミー = 日常生活の行動データ
所有から利用へ ビジネスの考え方が、「所有」から「利用」に変わってきたと言われて久しい。「利用」に重きを置いたビジネスをシェア(共有)という言葉を使い「シェアリングエコノミー」と呼ぶ。週末以外使われない自家用車をタクシー代わりに提供する「... -
インターネット裁判所・スコア社会
中国のインターネット裁判所 最近、中国のスタートアップの方から、中国ではブロックチェーンを利用した著作権管理や違法動画の追跡などが盛り上がっていると聞いた。その会社も、音楽の著作権管理をブロックチェーンで実装したいとのことだった。調べてみ... -
米国タレントエージェンシー 「エンデバー」の上場
エンデバー(Endeavor)上場 2019年5月23日、米国タレントエージェンシーのエンデバー社が、米国証券取引委員会に上場目論見書を提出した。上場時期は、今年秋、公開価格はまだ未定である。(注1) なぜいま、タレント・エージェンシーなのか?その背景に... -
スポーツテックについて
テクノロジーはスポーツにも取り入れられている。その潮流は二つのパターンに分類できるだろう。 一つは、ゴルフのスイングスピード、野球のピッチャーが投げるボールの回転数といったプレイヤースキルのデータ化である。データを指標化し、スキルを比較で...