日経電子版の講演メモ

日経ID オーディエンスの見える化

■ 背景

– もうひとつの日経を作る
– 1972年業界初のコンピュータ編集を導入
– 1996年NIKKEI NET開始
– 2007年売上4000億円、利益400億円 ⇒ 2009年赤字に
– そのうち大変なことになるという認識。活字離れが新聞離れにつながっていると考えられていた
– リーマンショックで広告収入も激減
– 紙媒体はヤバい⇒ネット無料モデルを考えなおす
– 新聞業界は恵まれた業界だった。販売は販売店がやってくれる
– 読者の顔がわからない業界
– 紙媒体を壊すハードランディングは避けるべき。時間軸との兼ね合いでデジタル移行進めるのが経営陣の役割
– NIKKEI NETは30%ルール。紙の30%しか読めない。
– 日経電子版はNIKKEI NETより読める部分は多い
– 無料登録会員は月20本まで有料記事読める

日経電子版の制作ワークフロー

■ 制作体制

– 局番がデジタルと紙、双方に責任を持つ。この記事はデジタルに掲載しようなどと決める
– 22時に出る12版くらいがいちばん紙面が充実してくる。電子版に反映
– WBSは12版から必ず一つニュースを読む ⇒最近23時台の他のニュース番組もこの12版を読んでいる
– 東雲14版(東京最終版)を午前4時にアップ ⇒ 紙が家庭に届くより早い
– 朝2時以降の最新ニュースもアップデート
– 深夜作業は海外支局が作る。もともと複数媒体を出していたので抵抗はなかった

日経電子版 モバイルとPCのアクセス推移

■ マーケティングプラットフォームとして

– オーディエンスの見える化
– マーケティング・プラットフォーム
– 7月7日に有料会員7万人を超えた。無料登録会員45万人。学生ID合わせて日経ID会員数は53万人
– 月額40ドルのサイトは全世界でアダルトしかない。
– サンノゼ・マーキュリーは、会員8万人
– 紙+電子版70%、電子版のみ30%
– 新聞を読んで無かった人(20-30歳代)が申し込んでいる。紙購読者の平均年齢は45歳
– 主要メールマガジン、1日4回出す
– 電子版のアクセス朝6-7時が最多。パソコンは9時、12時が多い
– iPad対応は年内
– ビジネスパーソンのライフ支援をする企業に
– クラウド化はしていない。。次回システム更新のさい考える

2010年7月9日 東京国際ブックフェア 

■ <番外編> 他所で聞いた話

システム構築に40-50億円 ⇒ 輪転機を作るのと同じ感覚

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