Eyesynth – スペイン発、視覚障害者向けヘッドセット開発

CEOのAntonio Quesada氏(右)とMark Dodson氏
Eyesynth社は、目の見えない人向けに、モノの動きなどを振動にして脳に伝えるヘッドセットを開発している。目の前の空間、モノ、スピード感などその物性を方向性(左から右に聞こえるなど)、音量、種類などで表現するという。ヘッドセットについているカメラが周囲の物体を捉え、それを逐次振動としてデータ化。ヘッドセットがその振動を脳に伝える。筆者も試してみたが、音の種類や方向性は理解できた。ただ、音の種類とモノの種類を関連づけるトレーニングは必要であろう。それに慣れたら、かなり使えるのではないか。
現在、値段は約15万円ほど。MWC2017にブースを構える企業は、弱肉強食なビジネス一辺倒なのはもちろんだが、Eyesynth社のような展示もある。
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