フールー ジェイソン・カイラー CEO、コンテンツ・ホルダーは,もっと積極的にインターネットメディア開拓を – NAB 2008 –

・ 消費者は,チャンネルではなく番組,キャストを見たいのであって,配信プラットフォームの知名度は,あまり重要でない

・ メディアはインパルス・ビジネス。待っていても消費者は来てくれない

Jason Kilar, CEO Hulu

2008.4.19

■ Huluのミッション

– どこでも、好きなプレミアム・コンテンツを楽しめるよう消費者をサポートする

■ サイト・デザインへのこだわり

- 自分の母親でも使いこなせるようなサイトであることを目指した

– “Not like Tokyo Night”: 「映像はサイトの中央に置いて見やすくし,映像が始まるといろいろなリンク・ボタンはすべて消して映像に集中できるようにした」

– 動画画面のアスペクト比(横縦比): 「16対9を採用し,デジタル・テレビ,映画と同じにし,YouTube,CBS.comなどと差別化を図っている」

– Huluのロゴを小さく: 「消費者は,チャンネルではなく番組,キャストを見たいのであって,配信プラットフォームの知名度は,あまり重要でない」

■  コンテンツ・ホルダーに対し

– 「コンテンツ・ホルダーは,消費者がインターネットを使う時間が増えているのだから,もっと積極的にインターネットのメディア開拓をするべきだ」

– 「(全米1位の視聴率番組)アメリカン・アイドルは2500万人が見ているといわれるが,裏を返せば2億7800万人は見ていない。Huluの映像シェアリング・サービスなどを利用すればもっと多くの消費者に自社コンテンツを広めることができる」

– 親会社は,市場の食い合いはあるだろうが,それよりももっと大きな社会変化、動画視聴の行動変化を認識、Huluに出資している

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