・消費者は、ABCではなくドラマを見ている
Bob Iger CEO Disney
2008.03.18 New York
Q 将来への投資
– SNS(Penguin)は、実験(Labo)ではない。子供たちへの投資だ。
– 子供にとって、コンピュータは面白いオモチャだ。
– SNSは一時期の流行ではなく、長期的に将来を約束された投資である
– マイクロペイメント、広告、VODなど子供が普通に経験しているものへの投資をしたい
– ブルーレイ、ハイビジョンは、テレビの延長線上にある技術革新ではない。全く新しい経験だ(New Media Experience)。
Q オールドメディアがニューメディアに対してできること
– プラットフォームが進歩することは、ディズニーにとって歓迎すべきこと
– ディズニーはプラットフォームにより良いコンテンツを提供していく
– デジタル戦略は、まだ収益源とはいえないが、クリエイティビティに関しては成功していると思っている。
Q iTuneを通じたコンテンツ販売実績について
– 4,000万~5,000万本のTVエピソード
– 400万本の映画
– TV視聴やDVDのセールスとのカニバリゼーションを起こすよりも、むしろ付加的な収入をもたらしている
Q ディズニーブランドの拡大について
– 技術進歩が、国境、文化の壁を取り払う
– ローカルは市場でなくクリエイティブセンターと考えている。
– 上海など各ローカル拠点はクリエイティブセンターである。
Q ディズニーフォンについて
– 製品はよかったが、流通戦略がよくなかった
– ディズニーにとって、ケータイ電話ビジネスは、ニッチなビジネスではない
– iPod、モバイル、PCなどでドラマを見ることを考えればわかるように、消費者は、“ABC”を見ているわけではなく、ドラマのエピソードを見ている。
– だから、テレビだけでなく、モバイルにも進出する必要がある。
– 劇場で映画を見る時代から、DVDを家で見るように社会が変わったのと同じで、長期的にはコンテンツはオンライン流通が普及するのではないか
Q 大型買収について
-AOLを買収することはない