家電メーカーは、ダメなんだろうか??そしてVIZIOの出現

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アメリカのヤマダ電機、Best Buyに行くと、VIZIOというテレビがやたら置いてある。調べてみると、VIZIOは、最近できたテレビメーカーのベンチャー企業だ。中国系アメリカ人が西海岸で創業している。工場を持ってない・・・

なるほど・・・デジタル化って、テレビすらパソコンと同じで、誰が組立てても同じになってしまうのか。。

そのVIZIOが、スーパーボウルで流したテレビCMが少し話題を呼んだ。どこが?というと、facebookやツイッターが簡単にできることをはっきり打ち出したからだ。

これぞ、欲しかったテレビだよね。なぜ、パソコンで映像を見るのか?というと、好きなシーンだけを好きな時に見たいから。テレビは大きくて、画像が奇麗だけど、テレビ局が決めた時間にしか番組は見れない。

もし、好きな番組を好きな時に大きなテレビで見れたら・・・それがベストだ。それは、テレビでインターネットが見れればいい。

それを去年実現しかけたのが、ウィジェットTVだった。しかし、Best Buyに行っても、ウィジェット搭載のテレビにお目にかかることはなかった(泣)

今年のCESでウィジェットを搭載したテレビを展示してたのは、VIZIOだった。。。VIZIO、凄いヤツ・・・

家電メーカーの人は、「自社製品に汎用性のあるサービスを搭載することは難しい」という。「自社独自技術を開発して競争してきたので、他社のサービスを導入するDNAがない」って。。。なるほどねぇ。難しいんだなぁ・・・

と諦めてたとき、出てきたのがVIZIOだ。えぇ・・・テレビでベンチャーという組み合わせが、思いもよらなかった。テレビは家電メーカーが君臨し続けるのかと思っていた。

そしたら、ベンチャー企業が、みんな(って誰?って話もあるけど)が欲しかった(多分)テレビを出してくれた。パソコンぽいテレビ?テレビぽいパソコン?・・もーどでもいい。とりあえず、大画面でネットも見れて、放送も見れればいいんです。

しかし、こんな新陳代謝が起きるなんて、なんて面白いんだ。デジタル化って、こういうことなんだねぇ。

家電メーカーの技術はもういらないんだろうか?僕の3つ年上の先輩は、社内失業中だ。今までのアナログで鍛えた技術が、要らなくなってしまったから。。テープ録画がハードディスクに代われば、テープ関連の技術者は失業してしまう。。。(ショック)

今年のCESでビックリしたのは、電子書籍リーダーがもう既に低価格化が進んでいることである。これiPadでしょう、っていうデバイスが飾られていた。ASTAKという台湾メーカーは、HD動画が見れるデバイスを6月に売りだすという。androidで動く。

デバイスは無料、メディアはプラットフォーム、コンテンツを制作できる人しか付加価値を生み出せない世の中なんですね。デザインも重要になってきます。

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