– ZillionTVは、ケーブルキラーではない。
– テクノロジーが常に新しい扉を開けるのだ。ROKU、Yahooなど。問題は、既存のプレーヤーがイノベーションにどう対処するかである。
– TV Everywhereは、既存のビジネスモデルにあった対処法である。お金を払ってもらっている加入者だけに、無料で見せるやり方は、レベニュー・ストリームの確保に重要である。
– Huluは無料だが、現在収益を上げているコンテンツホルダー、アグリゲーターは、無料モデルに一線を引くのは当然のことだ。
– コンテンツホルダーにとって、インターネットは新たなコンテンツ流通手段の一つ。まだ収益が引くだけの話。
– 放送波でテレビを見て、インターネット回線も受けることができるハイパーSTBに注目している。
– 問題になっているのは、インターネットの影響でユーザーのバリューポイントが変わってきていることだ。
– 新しいSTBのユーザーテストをしたとき、ユーザーから熱心に尋ねられたのは、これでeBayができるの?とか天気がすぐわかる?などインターネット上のコンテンツのことばかりだった。我々は、こうした事象をマネタイズしていかなければならない。
– 今後4年で、コネクテッドTVが家庭にやってくる。リモコンも重要。オペレーターにとって、課金システムとマーケティング、カスタマーサービスの役割が増すだろう。
– コンテンツはユーザーのチョイスが優先される。嗜好との関連性。ケーブル会社から押し付けることはできなくなる。
– どんな時代でも顧客ニーズはコンテンツにあり、コンテンツの重要性は変わらない。マネタイズ・コミュニティが成功のキーポイントだろう。
– 音楽産業は、アーティスト、ライブなどのコミュニティを強化し、収益をあげている。同じことが映像、テレビ業界にもやって来ている。サブスクリプションモデルは限界ではないか?
– 課金モデルであっても、ターゲティング広告が可能になれば、新しい収益源になる。
– ウィジェットのほうが、簡単で安価。ターゲティングごとに多様なメッセージを送れる。
– コンテンツクリエイターにとって、流通ごとにファイル作成などをするのが一番の問題になっている。ソフトウェアを用いてテレビをネットワークにつなげることが、今後の方向性だろう。だが、各国それぞれの事情があるので、世界標準でというわけにはいかない。
– 現在のところ、家電メーカーはネット接続などについて、オープンな姿勢を持っていない。これはビジネスチャンスだと思う。
– デバイスの競争というか、最終的にはユーザーインターフェースの競争、すなわちブラウザの競争になるのではないか。
– テレビは、パソコン、ケータイと違うデバイスだ。ネット機器と違って、ユーザーからの信頼性が無いといけない。
– ちょっと前のことだが、テレビにネットが見れるブラウザ機能を導入しようとした。ユーザーからの反応は散々だった。ネットを見るなら、パソコンをつければいいじゃないか。という声が圧倒的だった。
Bridging TV and Broadband: Strategic Relationships-Advertising, Technology and Content
2010.01.08 Fri., 13:30 – 14: 30 Las Vegas, CES 2010
Mitch Berman, Chief Executive Officer & Co-Founder, ZillionTV
Bryan Biniak, CEO, Jacked
Alex Limberis, COO, Syabas Technology
Mark McKinnon, Co-Chair, Arts+Labs
Damon Phillips, Vice President, ESPN360, ESPN
Rick Song, Senior Director, Eastern US Sales, Microsoft Advertising
John Zelenka, VP of Business Development, Tribune Media Services
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