・ウィジェットの広告利用はまだ増えている
– Erin Hunter, EVP, comScore, Inc.
– Ken Papagan, President & Chief Strategy Officer, Rentrak Corporation
– Charley Shoemaker, Director of Video Measurement Products, Nielsen Online
– Konrad Feldman, co-founder & CEO, Quantcast
– Levy Cohen, Chief Executive Officer, Collarity, Inc.
– Scott Brewitt, Director, Compete, Inc.
– Mark Ghuneim, CEO, Wiredset, Moderator
Advertising Accountability: Metrics and Analytics around Video, Social Media, P2P and User Generated Media
Monday, October 27th, 2008 3:45 PM – 5:00 PM
Q1)オンライン動画を誰がみているのか?
Compete:全員だ。学生だけではない。
Comscore:ポータル・サイトとほぼ一緒だ。
Q2) どのように測定しているのか?
ニールセン:消費者のかかわり方のタイプ(エンゲージメント)で分けている。
Rentrak:デモグラフィックはばらばらなので、データを巨大にして、そこから解析している。
Compete:コンシューマ・セントリックな視点が必要だろう。
Comscore:何回ダウンロードしたかや、何分みていたか、といった指標を持っている
Q3) 動画のマネタイゼーションはどうなっているか?
Collarity:メタデータなどを使って、collaborative fillterという技術を使っている。Foxと提携し、Foxのローカル局のサイトに技術を埋め込んでおり、ローカル広告を配信している。
Compete:コムキャストが「Fancast」をやっていて、UGCとプロ・コンテンツをミックスしたビジネス・モデルを作っている。
Quantcast:自分は、テレビよりもHuluをみている。Huluは、テレビよりも明確な視聴者DBを作っていて、クリック率もよい。
Q4) Huluみたいなものは、destinationなのか、distributionなのか。
ComScore:自社ではタグをしなくても、どれだけ視聴数があったりとかを指標を集める仕組みをもっている。Huluみたいな動画サイトの付加価値向上に寄与している。
Rentrak:テレビ端末は、未だに、動画を見る一番の手段だ。
Q5) UGCは、これからテレビみたいになっていくのか?
(パネリスト5人のうち、2人が手を挙げた)
compete:UGCでスーパーボウルは無理だ。
Q6) TiVO DVRは何かを変えたか?
Rentrak:ビデオが出たとき、広告代理店はCMの表現を変えた。ブランドのロゴを、最後に必ず出すようにした。そうするとCMを飛ばしても、番組が始まる直前にみえる。これと同じようなことが、TiVOやDVRでもおきるだろう。
Q7) P2Pのデータをクライアントはほしがっているのか?
Compete:少しだけ
ニールセン:自分の調査パネルでP2Pデータも混ぜるようにしている。
Q8) 海賊版はどうか?(視聴率の減少につながっていると思うか?)
Comscore:youTube等への違法の投稿をどのように測定するかのアプリケーションを開発中で、フラッシュ等のジョブ・スクリプトが動いた時点で集めるなどの方法を考えている。最近は、ウィジェットなどで動画が配信されるので、タグ付けをすることによって、包括的に数字を測定していくことが必要
Quantcast:フラッシュのAPIを利用し、ジョブ・スクリプトから直接視聴動向のデータを集めている。ウィジェットでは、インタラクティブなデータが重要。ウィジェットはウェブのクーポンと一緒だ。ギフト券のようなものにしてウィジェットを配ると、配ったサービスにサインアップしたりするモチベーションにつながる。こういったものを利用している。
Q9) 一年前はウィジェットはメディアにおけるメディアだともてはやされていたが、今でもそうなのか?
Quantcast:そうだ。大手クライアントは、非常に低予算で実験できるので、今でも事例は増えている。
Comscore:重要なのは、実際の購買行動だ。測定単位としては、クリック・スルー率が大事だ。実際にウィジェットで配布して、直接の購買行動につなげるのは効果があるので、ウィジェットには今でも将来性がある。
Q10)(モデレータの会社は)ケーブルテレビ会社のために、ウィジェット・キャンペーンを実施し、成功を収め加入者を増やした。今日のWSJでは、Twitterのようなマイクロ・ブログがメイン・ストリームになるという記事がでていた。マイクロ・ブログというのは、自分の経験でも、ブランディングに非常に効果がある。
Rentrak:オンラインの口コミについては、自分たちもけっこう取り組んでいる。
Compete:マイクロ・ブログは購買行動を促進する。これからモバイルやWiFiが増えれば、さらに効果は広がるのではないか。
Q11) 社会的な変化のスピードはどんどん速くなっているのか?
Comscore:特にモバイルは拡大しているので、モバイルの測定方法を考えている。測定パネル(対象者)に加えて、cross mesurementをやっている。
Q12) CBSに短尺コンテンツを売り込みたいが、どうしたらよいか?
Quantcast:テレビ局は視聴率(ROI)をみているので、標準がどれくらいかを調べて、それに合致するデータを持っていったらよいのではないか。
ニールセン:未だにテレビ的な視聴率万能の考え方は根強い。
Q13) ロイヤリティ(ブランドへの忠誠心)を測定するにはどうしたらよいか?
ニールセン:全体の視聴者数から、どれだけ実際に買ったかの数を比べたらわかるのではないか。
コメント