ネットワーク中立性を巡る議論

■ インターネットに関する政府の役割について

–  WSJが昨年実施した調査だと、米国民の60%は、政府にインターネットを規制してほしくない。規制してほしいと考えている40%は、その半分は、ポルノ、ウィルス、マルウェアを禁止してほしいというもので、政府に積極的に規制をかけて欲しいと思っている人はごくわずかだ。(at&t)

–  オープン・インターネットとそこに構築されるエコシステムを、ほぼ全ての人が歓迎しているのではないか?(Google)

–  インターネットを規制したいと望むならば政府が肥大化するのは避けれない(Fried, 下院エネルギー委員会)

–  政府は、企業に投資を促進させる政策を打ち出なければならない。ナショナル・ブロードバンドプランや周波数の再割り当て政策は、とても評価している。(Verizon)

–  FCCや政府ができることは限れているが、投資促進へ策を考えている。(FCC)

–  我々は消費者がコンテンツを選ぶ選択肢を広げられるような政策を考えており、市場を規制と監督する概念を決めるのは難しいが、大事なのは、透明性だ。(FCC)

–  市場で誰が独占的地位を占めているのか、その分析をして始めて規制を考える必要がある。( Fried, 下院エネルギー委員会)

■ ネットワーク中立性の議論について

–  ネットワーク中立性の議論は、回線速度、周波数割り当てなどいろいろな問題を含んでおり、それをまとめて、エコシステムを構築できる方策を考える必要がある。(FCC)

–  ネットワーク中立性議論に、コンテンツ取得、表現の自由に関する議論が含まれるとは考えていない。FCCの権限はそこまではない。(Google)

2011年1月6日 13時30分 CES2011、ラスベガス、ネバダ

James Cicconi, SEVP External and Legislative Affairs, AT&T
Neil Fried, Senior Telecommunications Counsel , 米国下院エネルギー委員会
Ed Lazarus , Chief of Staff, FCC
Roger Sherman, Chief Counsel,米国下院エネルギー委員会
David Sohn, Senior Policy Counsel, Center for Democracy and Technology
Tom Tauke, EVP Public Affairs, Policy and Communications , Verizon
Rick Whitt, Washington Telecom and Media Counsel, Google Inc.

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