FCC委員の議論

■ 地デジ移行について

–  米国は2009年6月12日に地デジ移行を完了した。日本の放送官庁がそのノウハウを聞きに来た。私が強調したのは、とにかく早く準備をすることと消費者への啓蒙だ。
(McDowell)

–  周波数はもっと効率的に利用されなければならない(Baker)

–  オンラインビデオマーケットは成長している。これが、放送の代替なのか補完なのか、勝者になるのかはこれからの発展の仕方による。

■ テレビデバイス、放送以外の映像ビジネスイノベーションが次々と起こっている。

–  ネットワーク局がグーグルTVへの配信を停止している問題については、技術的な課題であり、FCCが介入することはない。(McDowell)

–  ブロードバンドがテレビにつながり、色々なデバイスが開発され、イノベーションが起きている。我々もその動きについていかねばならない。(McDowell)

■ ケーブルテレビとワイヤレスの競争について

–  ワイヤレスは現状の事業者にとって、脅威になるだろうが、イノベーションが解決するだろう(McDowell)

–  20年前の競争はケーブルテレビとネットワーク局だったが、いまそのケーブルテレビはワイヤレスとの競争を仕掛けられている。(Baker)

■ ワイヤレスについて

–  4Gは我々の想像以上に広まっているが、WiMaxとLTEが並立しており1つにまとまっていない。 これは技術的課題ではなく政治的課題だ。いずれにせよ世界に対し競争力を保つことが必要だ。(Baker)

■ FCCの権限について

–  議会は、FCCがインターネットについて規制できるのか、判断するには、もっと時間がかかるだろう(Baker)

–  モバイルが成長し、映像のナビゲーションデバイスとなっている。シスコがブロードバンドテレビに進出したり、業界の垣根がなくなっていて、規制管轄もそれに合わせ考えなければならない(McDowell)

2011年1月7日15時 CES、ラスベガス、ネバダ

Rob Pegoraro, Technology Columnist, The Washington Post
Meredith Atwell Baker (民主党), Commissioner, Federal Communications Commission
Mignon Clyburn (民主党), Commissioner, Federal Communications Administration
Robert M. McDowell (共和党), Commissioner, Federal Communications Commission
 

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