スミス: 放送局は死んだ、ビジネスモデルはもう古いという人がいるが、あなたは常にそんなことはないと言っている。
ムーンベス: - 何年もテクノロジー、ケーブルテレビが我々を死に至らしめ、インターネットが- 広告を奪いと言われ続けてきた。しかし、状況はもっと複雑だ。
– 放送よりも多くのマスオーディエンスにリーチできる仕組みはない。
– 放送への評価は低すぎる。
– 私は放送業界、CBSの将来を信じている。
– ライバル局と話していて、彼が「ビジネスモデルが壊れた」と言ったので、「番組編成の失敗とビジネスモデルの崩壊は違う話だ」と答えた。
スミス: ラジオの将来について確信があるか
ムーンベス: - もちろんだ。ラジオ部門を任せているダンに、「私が死ぬまでにラジオ部門の収益がプラスになるのを見られるか」と聞いたことがある。
– ダンは、それから5四半期連続で部門を黒字化した。
– フォーマットを変え、傘下の25局の聴取者も増えている。
スミス: CBSとFOXがNABに帰ってきた。なんで戻ってきたの?
ムーンベス: - なんでNABを脱退しかをまず話したい。
– 我々が脱退したときは、我々ネットワークとローカル放送局の間にやりたいことの齟齬があった。
– しかし、時が経つにつれ、業界構造が変化し、ケーブルテレビの発言権が大きくなった。
– そこで、ネットワークとアフィリエイト、ローカル放送局がまとまることが大事だと考えた。
– 新たにあなたがNAB会長に就任し、考えていることが我々と同じだったので、再加盟しようと考えたのだ。
– 我々は222局とアフィリエイト契約を結んでいる。我々がアメリカでいちばん人気のあるネットワークでいられるのは、アフィリエイト局のおかげだ。
– 我々はワシントン、政府に対して、団結して戦わなければならない課題がたくさんある。
– USAネットワークは、全米1位のベーシックケーブルネットワークだ。我々のコンテンツであるNCISの再放送して儲けている。
– 彼らは、オリジナルを作っている我々よりも儲かっている。
– 何かおかしなことが起こっている。
– Money doesn’t follow eyeballs
– CBSのほうがUSAネットワークよりも利益をあげられるように尊重されるべきである。
スミス: FCCのゲナコウスキ委員長が周波数のボランタリー・インセンティブ・オークションの話をした。私は放送局が一度周波数を失うと、視聴者を失い、二度と復活できないだろうと思っている。
ムーンベス: - 政治的側面とテクノロジー側面とある。周波数はライフラインだ。マスターズ中継はHDで撮影し、小さなゴルフボールまで奇麗に放送できた。HDを放送するには、たくさんの帯域が必要だ。
– ゲナコウスキ委員長は優秀だと思う。方向性もいい。
– しかし、我々は自発的には参加しない。
– ブロードバンドでたくさんのデータ、情報を配信する考えには賛成だ。だが、議論すべきは各論だ。
– 我々は自分たちのビジネスを守らなければならない。
– 我々も未来は、放送とブロードバンドの共存にある。
– NFLやNCAAを放送し続けるには、莫大なコストがかかる。アフィリエイトと話し合いをたくさん続けている。
スミス: 放送局はローカルコミュニティを省みていないと言う人もいるが放送局にとってローカルとは
ムーンベス: - ラジオ、テレビ、ローカルビジネス部門のトップがいるので運営できている。
– CBSはロサンゼルスにテレビ局2つ、ラジオ局2つあり、各局がウェブサイトを作っていたが、それを1つに統合した。CBSla.com。
– ローカルグループの第1四半期の業績は良好だった。スーパーボウルがなくてもビジネス好調だった。
– 130ラジオ、28テレビ局、ローカルはとても重要だ。
スミス: 新しいテクノロジーについて
ムーンベス: - iPad、Hulu、ネットフリックス、全て我々のコンテンツが必要だ。
– 意思判断の基準は、カニバライズ無しで我々がデジタルディストリビューションから利益をあげられるかだ。
– 我々のコアビジネスは、放送だ。広告ビジネスが第1。2番目に大切なのはシンジケーションだ。
– ネット系の人がたくさん提案にくるが、我々のコアビジネスを壊さないものでなければダメだ。
スミス: 議員としてネットやケーブルに広告をうつより、テレビで広告したほうがメッセージが伝わった。
2011年4月13日 9時30分 NAB Show 2011 ラスベガス