・ コンテンツプロバイダーとしてのメディア企業(NBC、ESPN)は、モバイルを成長メディアとして認識、コンテンツ提供に前向きである
・ 80年代MTVが始まったときも、音楽ビデオのような短尺コンテンツしか生き残らない、と言われた。
Mobile, TV and Online: Successful Cross-Platform Strategies
2009.04.22 10:30am
– Nandhu Nandhakumar , SVP, LG
– Glenn Reitmeier , VP, NBC Universal
– Arnaud Robert , VP, Walt Disney Co.
– John Zehr , SVP, ESPN Digital Media
■リセッションの影響はあまりない
– エンターテイメントへの出費は減っていない(ESPN)
– 広告出稿は減っている。ケーブル専門TV局は堅調だ(NBCユニバーサル)
■メディアビジネスの変革期
– モバイルは、プラットフォームであり、ビジネスモデルが1つである必要はない。プラット- フォーム上で多様なビジネスモデルが花開くのが理想だ(NBCユニバーサル)
– 今後、メディアビジネスは、デバイスに左右されることはない(LG)
– テレビ、カメラのように使いやすいデバイス(モバイルTV視聴用の)開発が重要だろう(NBCユニバーサル)
■コンテンツで収益を上げるにはどうしたらよいか
– エリアによって違う。イタリアはモバイル放送、韓国は、無料と有料モデルが並立している。(ABC)
– モバイルではマイクロペイメントの仕組み(決済、コンテンツ)確立が必要だ。スポーツ番組は有望だ。(ABC)
– チャンネルのバンドルサービスは今後継続するのは困難だろう(NBCユニバーサル)
■DVB-H、ATSC-H、規格はたくさんあるが・・
– MediaFloは、視聴者が伸びている。タイガー・ウッズの復活戦生中継は、今まで最高の視聴者を集めた
– 視聴者は、コンテンツが見たいのであって、どこから流れてくるかには興味ないだろう (ABC)
– 視聴者にとっては、シンプルさが大切だ。モバイルコンテンツの普及には、規格の標準化が望まれる(LG)
– コンテンツホルダーにとって、コーディングなど対応するのが負担が多過ぎる(NBC)
■モバイルコンテンツは、短尺か長尺か
– 1980年代MTVが始まったときも、音楽ビデオのような短尺コンテンツしか生き残らない、と言われた。今も同じ状況だろう(ESPN)
– コンテンツ・プロバイダとしては、どちらでもよい。視聴者のニーズに合わせたコンテンツを制作する(NBCユニバーサル)
■動画視聴に耐えられる電池が必要
– 韓国では、サッカー、映画を通勤中見るために、長時間視聴に耐えるような電池技術を常に開発している(LG)