STB事業者の語る、IPTVの方向性 – CES 2009 –

・インターネットの「オンデマンド」、「検索」を視聴体験に持ち込むIPTV

CES 2009- Gilles BianRosa Vuze (P2P)
- Brian Caskey UTStarcom
- Vincent Dureau Google
- Edward Lichty VUDU (参照) 
Joe Seidel Microsoft Corp.

IPTV: More than Reruns and Movie
2009/01/08 12:00 – 13:00

■ IPTVは、ケーブルテレビだけがライバルではない

マイクロソフト   パソコンにブラウザがあれば、コンテンツが見れる。最近は、Hulu、ABC.comなどでテレビドラマを配信している。こうしたサービスは、STBを必要とせず、脅威だ。

グーグル   Tivoなどもライバルである。また、アマゾンのストリーミングサービスなど、コンテンツ配信はとても競争が激しくなっている。

Vuze  テレビの寿命は10年、PCは3年くらいだ。IP系のコンテンツ配信のほうが、イノベーションに対応できる 

■  テレビはインターネットのコネクション

マイクソフト  マイクロソフトの「メディア・センター」は、1,000万人以上の利用者がおり、すでに、これだけの人間が、インターネット的なテレビを楽しんでいることを再確認すべきだ。 マイクロソフトのメディアセンター戦略について⇒参照 

■  IPTVは、パーソナライズが付加価値

マイクロソフト   テレビ番組、YouTubeをパーソナライズ可能なのが、IPTVだ。
VUDU  リニアな放送はそのままにしておき、新たなサービスは、STB側で実現する
グーグル   Netflixのストリーミングサービスは、視聴者ニーズのオンデマンドを実現している

CES 2009■  ケーブルテレビとの差別化は、コンテンツの質

Vuze  PCは、「Discovery」と「User Interface」がテレビより優れている。PCの強みである「検索」機能を、より拡充する戦略をとっている

■  ウィジェットは、パーソナライズの新たな展開で、有望である

グーグル   コンテンツ配信手段として有望だ
マイクロソフト  STBでも簡単に組み込めるのではないか
– Good Morning Americaは、モバイル配信に力をいれている。
– LOSTは、ゲームを制作するほか、abc.comで、ドラマで触れなかった新たなあらすじを短尺ドラマにして、配信している。
– ドラマ「アグリー・ベティ」は、スピンオフ短尺ドラマを制作、オンライン配信を行っている。
– こうした番組2次利用は、視聴者にその番組への関与を高めることになり、番組とファンとの関係を深いものにしている
– 視聴者コミュニティを形成。視聴者を固定化している。

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