・デジタルコンテンツの消費分析ツールは細分化されている
– Scott L. Brown The Nielsen Company
– KC Estetson CNN.com
– Ian Schafer Deep Focus
– Venu Vasudevan, Ph.D. Motorola
– David Wolf Accenture
– John Zelenka Tribune Media Services
Television without Boundaries: Cable, Telco, Satellite, Broadband and Mobile Define the Future of Entertainment and Communications
2009/01/08 10:30
■ 消費者は、ライフサイクルのなかで、適切なデバイス、メディアでコンテンツを消費する
– Tivo、Netflixなどコンテンツ流通の新たな動きのおかげで、消費者は、コンテンツをいろいろなシーンで消費できることになった(TMS)
– 10年前と比較し、回線速度、ストレージなどデジタルに関するコストは、10倍以上も効率化している。そのことが、デジタルでのコンテンツ消費環境によい影響を与えている(アクセンチュア)
– コンテンツに関しては、「検索」はあまり有効ではない。友人からのレコメンドのほうがより効果的だ。コミュニティ内でのクチコミは有効だ。
– テレビは「編成」が得意で、インターネットは、「検索」が強みである。インターネット上での番組配信は、その検索+番組発見のサービスをいかに消費者に楽しんでもらうかにある。
■ 視聴行動の分析技術は、格段に進歩している
– テレビ局は「C3」というライブ+3日後視聴までのデータを合計した指標で広告販売を行っている
– その結果、若年層向けのドラマは、DVR視聴を含めると、視聴率が2倍になるものもあることがわかっている
– こうしたタイムシフト視聴への対応サービスは、コンテンツ流通の新たな形態として成長するだろう
– 経済状態がよくない時期は、エンターテイメント産業は伸びる。テレビドラマは、まだリビングで見るのが主流だ。
– STBのデータを分析する試みを始めている。より深い視聴者行動が獲得できる
– とくに、Generation Yが今後成人になったときの消費行動について関心がある (ニールセン)
■ コンテンツには、マーケティングが重要である
– CNN.comのユーザーのうち40%は海外からだ。テレビでは獲得できないファン層をインターネットでは拡大できる(CNN)
– コンテンツにおけるブランドは、消費者ニーズをこちらから掘り起こすことで得られる信頼関係が重要である(TMS)
– 「Right User」に「Right Contents」を届けなければいけない。コンテンツは、そのタイプごとに扱い方が違う。(アクセンチュア)
– タイプごとに番組を配信するという意味で、モバイル市場は成長するだろう
– 細分化はトレンドだが、スケーラビリティが課題だ(ニールセン)