・ Huluは、コンテンツの自由度が高まっている証拠
・ オンライン配信のコンテンツは、過去アーカイブで、さらにDVD化、シンジケーションされないものだけである。テレビとインターネットのカニバリゼーションはない
– Lewis Henderson, Senior Vice President, William Morris Agency
– Colin Decker, Director, Content & Programming for Yahoo! Video, Yahoo! Inc.
– Erik Flannigan, Executive Vice President, Digital Media – MTV Networks Entertainment Group
– Terry Mackin, Executive Vice President, Hearst-Argyle Television
– Marc DeBevoise, SVP of Business Development and Strategy, Starz Media LLC
– Ron Grover, Bureau Manager, Los Angeles, BusinessWeek, Moderator
Q. インターネットTVは新たなビジネスになるのか?
William Morris Agency 視聴者の選択だが、カニバリを起こすわけではなく、市場は成長するBB世帯の16%で、インターネットTV利用経験あり。TV視聴は安定(←DVRによる3日後までの視聴を含めるとなおさら)
Startz 若者は漫画を見ている。見ているのは無料だから。
MTV ネット対応のコンテンツは、過去のアーカイブ。そのうちDVD化、シンジケートの可能性のないもの。カニバリの心配はない。タグ付けにより視聴を増やすことが出来る。YouTubeのように。
Hearst-Argyle ネットで長尺の番組は観ないだろう。ニールセンのデータは、ビジネスモデルの違い。Huluは、オンライン上で視聴者が何を欲しがっているのかを知るチャンスだ。
MTV 若者の視聴者層にとって、TV視聴が大きな意味を持つという発想は古い。MP3、iPodで見てしまう時代。
Hearst-Argyle 若者がオンライン好き、というのには賛成しかねる。
MTV SpikeTVでの調査では48%は30日以内に、ネットでTVを観ていた。
Q. ビジネス面での面白いアイディア
Startz 大金は稼げないがProfitable。Unbox、Xbox、iTunesなど。提供コストは安い。DVDは配送等にコスト。
Hearst-Argyle 儲からない、ということは、プラットフォームかコンテンツのいずれかが悪い。長期的視野で投資をすべき。
Startz 先週のCDの売り上げのトップは、たったの7万7,000枚。UGMの方がよほど人気がある。
Hearst YouTubeはテキスト広告を動画に入れ始めていて、それは興味深い。
William Morris Agency Long Formコンテンツが良いのではないか?
Q. 好きなサイト
MTV Disney.com/古いメディアと新たメディアが融合している
Q.Huluについて
MTV コンテンツの自由度が高まっている証拠。TV以外にもコンテンツが消費される世界が広がっている。
Hearst コンテンツには独占と非独占の2種類がある。シンジケートをする時の自由度に影響する。今でも縦割りの組織構造になっているので、TV局も戦略的な行動が必要だろう。
Q. ネット中立性について
Hearst-Argyle オープン・アクセスには賛成
Q. 最近気になるプロダクト
Hearst Slingbox
Startz Xbox
Q. 今後1年間の予想
William Morris Agency CATVが出てきたり、新たにメディアが出てきたときと同じ。オンラインに上手く対応していく。
Hearst-Argyle モバイルでのナビゲーションとバイラル・マーケが大事。より大きな広告ネットワークが出てくる。
Q,悪いほうの出来事
脚本家ストライキが続く
著作権問題